Story28 ページ28
それからの君は一段と忙しくなって、
会えない時間は増える一方だった。
私は他県の大学を受験し合格。
それを真ちゃんと千晃に告げたときには二人とも驚いていたけど
快く祝福してくれた。
いつの間にか卒業式も終わり
君と離れる時は刻々と近づいていた。
隆「Aー、起きてー出かけるよ。」
目覚めると嬉しそうに私の顔を覗き込んでいる君。
隆「起きた？おはよう。」
「ん…おはよう。」
隆「俺下で待ってるから早く準備してね。」
ああそうだ、出かけるって約束してたんだっけ。
寝ぼけた頭を起こして準備する。
「なんでもいっか…」
その辺にあったＴシャツとジーパンをはいて下に降りる。
隆「え、なにその恰好！
せっかく出かけるんだから
もうちょっとかわいい格好してよ。」
母「やだA。お母さんの服貸してあげようか？」
「いらない。
隆弘いっつもスカートは履くなとか言うじゃんかー」
隆「今日は許す！からもっかい着替えてきて。」
「めんどくさいな…」
なんで今日はいいんだよ。
遠まわしに今日が最後と言われてるみたいで
「こんでいい？」
隆「うん、いいねー。じゃあいこっか！」
母「いってらっしゃい、楽しんできてね。」
隆「あ、おばちゃん今日帰ってこないから！」
母「あら、そう！大丈夫お父さんには適当に言っとくから。気を付けてね〜」
いやいや、なんか言おうよそこは親として。
っていうか…
「泊まりなの？私今初めて聞いたんだけど。」
隆「だって言ってないもん。」
「言ってないもんじゃなくて…
っていうかどこ行くの？」
隆「それはついてからのお楽しみ。いこっ。」
"はいっ"
そう言って手を差し出す君。
手をつなぐなんていつぶりだろう。
胸がきゅーっと苦しくなった。
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (
レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます！ (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mosso | 作成日時：2016年5月27日 10時
