Story27 ページ27
神様は無情で
３人とも見事オーディションに受かった。
千「どーしよー、私デビューできるってー！」
真「夢ちゃうかな…俺もう死んでもいいわ」
「これからなのに何言ってんの」
真「っていうかAは今回のオーディションは受けんかったけど
ボーカルのオーディション受けるんか？」
千「こないだ田中さん言ってたもんね、avexでボーカルのオーディションがあるって！」
「ああ、うん…そうだね。」
今までずっと当たり前に同じ道を歩んできて
これからだってそうだと思っていた気持ちは
皆一緒だった。
ダンスはダメだけど、歌でやっていきたい
その気持ちがなかった訳ではない。
仮に頑張って私も歌手としてデビューできたとしても
結局歩む道は別々で。
皆と一緒にいられる訳じゃないんだ。
真「さーじゃあ今日はカラオケで祝杯やー！」
千「おー！」
「…」
隆「大丈夫？具合悪い？」
「ああごめん、昨日ちょっと夜更かししちゃって寝不足で」
隆「帰る？」
「なんでよ、せっかくのお祝いなんだから行くよ！ほら早く！」
私が歌えば隆弘がハモってきて
真ちゃんと千晃はずっとデュエットで
昔から何一つ変わってないこの景色が
私にはセピア色に見えていた。
隆「A俺たちね、卒業式終わったら東京に行かなきゃいけないんだ。」
「そっか。」
隆「卒業式終わったらその前に二人で出かけよう。」
君はじっと私の目を見つめてそう言うんだ。
「うん、いいよ」
君の目に映った私はどう見えていただろうか。
君の覚悟を決めたような目に
吸い込まれてしまいそうだった。
ねえ、もし私がもっと練習してダンスが得意になってたら
人生は変わっていたのかな
なんてくだらないことしか考えられなくなっていた。
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (
レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます！ (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mosso | 作成日時：2016年5月27日 10時
