Story24 ページ24
隆「A、オーディション一ヶ月後なんだけど
事務所のレッスン受けさせて貰えるみたいで
これから放課後は行かなきゃいけないんだ。
だからしばらく一緒に帰れない、ごめん。」
「うん、分かった!頑張ってね。」
君と過ごす時間はほとんどなくなってた。
登校時間だけは一緒だったから
前の日のレッスンがどうだったとか、
こんな人がいたとかあんなことがあったとか
いろんな事を聞かされて。
楽しそうに話す君を
あーやっぱり好きだなって
そう思うだけ。
「私ダンス部辞めよっかな。」
隆弘のいない放課後、
3人でクレープを食べながら公園のベンチに座る。
真「なんでなん!」
「だって元々隆弘の踊ってるの見たかったから入っただけだし。
もう入ってる意味ないし。」
千「私たちがいるじゃん!
A辞めちゃったら私寂しいよー」
泣きついてくる千晃はほんとに可愛い。
もうすぐ冬休みになる、そんな頃になってた。
今年もスノボ行こうねって
君とした約束。
果たせそうにないね。
「ねぇ、二人はさぁ高校卒業したらどうするの?」
千「全然決めてないけど、ダンスやりたいから大学とかは全然考えてないなー」
真「俺も。」
「ま、二人じゃ行きたくても無理だろうね」
千「えー、ひどいー!
Aは?どうするの?」
「私全然考えてないや…」
考えてない訳じゃなかった。
というより本当は決めていた。
看護師になりたい。
理由なんてありきたりなことなんだけど。
歌とダンスをやってきたのは
君の事を見ていたいって
ほんとにただそれだけの理由だったから。
私ただ一人皆と違う道を歩もうとしてる。
その事を言うことは出来なかった。
皆きっと
これからもずっと一緒に歩んでいくんだと
信じて疑ってなかったから。
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます! (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mosso | 作成日時:2016年5月27日 10時