Story22 ページ22
辛かったメイドの時間は終わり、
ついにやってきたダンス部のステージ。
発表順はくじ引きで、
なんとも運の悪いことに私たちは最後になってしまった。
隆「お、いいねー！俺たちが最後を締めくくる、最高じゃん」
「最悪だわ…」
それはもう、はち切れんばかりの笑顔で笑っている君。
最悪だけど、その笑顔を見るともう何でもよくなってしまう。
隆「お、千晃たちの番じゃん前行って見よう！」
あのバカップルたちもステージに立てば
他の人たちなんて目にも入らないくらい輝いていた。
「やっぱ皆最高だわ…」
"俺たちの方が最高だから、絶対"
君は私を前に抱いて、
耳元でささやく。
「やめてよ、プレッシャーかけるの」
隆「はは、ごめんごめん」
刻々と出番は近づいているのに、
君は緊張なんて全くしてなくて。
でも私の緊張は高まっていくばかりで。
隆「A？」
「ん？」
振り向くと唇に暖かい感触。
「馬鹿、こんなに人いる中で…」
隆「誰もこっちなんて見てないよ。」
"どう、緊張ほぐれた？"
君はなんでもお見通しなんだもんね。
一気に肩の力が抜けていった。
隆「では、俺たちが今日のステージを締めさせていただきます！
よろしくお願いします！」
同じダンス部のバンドを組んでいる先輩にバックで演奏してもらった。
私は歌うことで精一杯だったけど、
隆弘が十分に盛り上げてくれて
いい流れで進んでいった。
隆「ではこれで最後の歌になります。アカペラでいくんで皆さん聞いてください」
「え、アカペラ？聞いてないけど！」
隆「歌だけで勝負したいんだ、お願い。」
でた、隆弘のお願い…
言う事聞くしかなかった。
君が歌いだす。
私は君の声をしっかり胸に刻みながら歌った。
自分でいうのもなんだけど
本当に最高のステージだった。
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (
レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます！ (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mosso | 作成日時：2016年5月27日 10時
