Story14 ページ14
≪12時になったら食堂の所集合してご飯食べよう≫
真ちゃんからのメール。
運動神経が悪い訳でもない私は、2時間のコースで大分滑れるようになった。
≪おっけー≫
真「あれ、A一人?にっしーは?」
「隆弘なら宿で寝てる。風邪ひいてるの黙ってて熱あるの。」
千「えーそうなの、全然気づかなかった…」
「だよね。あいつは俳優にでもなれるんじゃない。」
真「じゃあ昼からは3人で滑ろうな!」
「え、いいよ私邪魔じゃん。一人でその辺滑っとくよ。」
真「邪魔な訳ないやろ。一緒に行くの、決定!」
強引か。
心の中で突っ込む。
なんだかんだで寂しかったけど、
寂しいなんて言えない私の事分かってくれているんだろう。
千「Aごめんね、気づかなくて…」
「何で千晃が謝るのー?ありがとうね、二人とも。」
私は本当に友達に恵まれている。
「二人とももうちょっと休んでるでしょ?ちょっと隆弘の様子見てくるね。」
千「うん、わかった!ここで待ってるね。」
君はすっぽりと布団をかぶって汗だくになって寝ていた。
「髪の毛びしょびしょじゃん。」
額の汗を拭いてあげる。
隆「…ん、A?」
「あ、ごめん起こした。どう、調子?」
隆「さっきよりはちょっとまし。」
「解熱剤が効いたんだね。すっごい汗だし。」
隆「ほんとだ。気持ち悪い…。後で一緒にお風呂入ろう。」
「馬鹿な事言ってないでもっかい寝ときなさい。」
隆「本気なのに…。
滑れるようになった?」
「うん、結構ね。昼からもうちょっと上のコース行ってくるよ。」
隆「さすが俺のA。何でもできちゃうね」
「はいはいありがと。じゃあ、ゆっくり休んどいてねおやすみ。」
隆「おやすみ…」
ベッドを離れるとすぐに聞こえてくる寝息。
毎日毎日遅くまでダンスの練習してたの
君は気づいてないと思っていただろうけど
知ってたよ。
誰よりも努力してたの
知ってたよ。
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます! (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mosso | 作成日時:2016年5月27日 10時