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Story13 ページ13

千「じゃーん、真ちゃんどおー?」


真「めっちゃ可愛い千晃ー!
今ここにいる誰よりも可愛いー!」



「またやってる。」


隆「いいじゃんAも。」




…?




真「じゃあここで解散!またお昼ごろになったら連絡するわー」


「ん、分かった。」


隆「じゃあ、行こっかA。初心者コースこっちだから。」


「その前に宿に忘れ物しちゃった。取りに行ってもいい?」


隆「そう、じゃあ俺ここで待ってるわ。」


「隆弘も一緒に来て。」


隆「…?いいよ、分かった」





「すいません、204号室なんですけど鍵お願いします。」


店「かしこまりました。どうぞ。」






隆「何忘れたのA?」


「いいからそこ座って!」


君を椅子に座らせておでこに手を当てる。


「やっぱ熱あんじゃん…。何で黙ってたの?」


元々から大きい目をいっぱいにあけて驚いている君。



「あのねえ、私に隠し事なんてできると思ってたの?」


君が誰よりも早く寝ていたこと
着替えてきた私を見て何も言わなかったこと。


ただそれだけ、
それだけの事だ。


「16年そばにいるんだよ。馬鹿にすんな。」


隆「…ごめん。」


「これ飲んで寝なさい。」



お母さんにもたされた風邪薬。
寒いから風邪ひくかもしれないでしょって
また馬鹿な事言ってるって思ったけど、


今日ばかりは感謝。


隆「俺ちゃんとおとなしく寝てるからAは…」


「分かってる、初心者向けレッスンでも申し込んで滑ってくるよ。」


隆「ほんとごめんな…」



そばについていてあげたいけど、
君はとても優しい人だから。


私がついていてはきっと眠ることすらしない。



「頑張って今日滑れるようになるから。
また来年一緒にこようね。」


隆「ありがとう、A大好き」



ああ、弱っている君もいいな
なんて思ってしまう私は重症だ。

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作品ジャンル:恋愛
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます! (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mosso | 作成日時:2016年5月27日 10時

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