Story11 ページ11
気づけば冬休みになっていた。
そういえばお母さんに言ってないなー
ウエアとかも持ってないけどレンタルでいっかー
なんて思っていたら
母「A、今日出かけるから準備できたら降りてきなさい！」
「え、どこ行くのー？」
母「買い物！」
「分かったー」
珍しい、買い物に誘われるなんて。
適当に服を着て下に降りる。
と、リビングで朝ご飯を食べている君。
「なんで隆弘？」
隆「おはようA」
母「あんたスノボ行くんだって？
なんで言わないのよー。
ウエアなんて持ってないし買いに行かないとでしょー。」
「今日言おうってさっき思ってたとこ。」
母「そういうとこお父さんにそっくり…。やだやだ。」
「で、なんで隆弘がいるの？」
隆「Aの事だからそんな事だろうと思って今日言いにきたの。
それに泊まりだし、一応ちゃんと俺からも言わないとと思って」
母「ごめんねー、ありがとう。
ちゃんとしてるわ隆ちゃんは。
何泊でもしてきていいわよ！
うちの娘は隆ちゃんにあげるって
生まれてきたときから決めてるんだから！」
「あのねぇ…」
面倒くさくなってそれ以上の会話をやめた。
なんて親なんだうちの親は。
"で？もうちゅうはした？"
"うん"
"えー、やだあ私がおばあちゃんになる日も近いかしらー"
遠くで聞こえる会話。
わが親ながら、ほんと馬鹿だな。
テレビをつけてソファに寝っ転がる。
隆「そんなことしてたら寝ちゃうだろ。早くいくぞ。」
「隆弘も一緒に行くの？」
隆「当たり前じゃん、俺が一番可愛いの選んであげる」
「別に可愛くなくてもなんでもいいんだけど。」
"それに、他の人に試着してるAの事見られるの嫌だもん"
お母さんには聞こえないように、君は言う。
どんだけ独占欲強いんだ。
結局君は、私がウエアを決める間
ずっと試着室の前に仁王立ちして離れなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 225人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (
レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます！ (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mosso | 作成日時：2016年5月27日 10時
