マリーゴールドの遺品 (ページ28)

今日:7 hit、昨日:15 hit、合計:18,794 hit

遺品06 ページ28

(ここから先流血など等のグロテスクな表現があります。苦手な方はこのページのみ飛ばし願います。)

ボスはそう言うと私達の居た部屋を出て薄暗いちかろうに来ていた。鉄臭い匂いが充満し、気持ち悪くなりそうになった。

レイチェル「ここは……」

ボス「新人の最初の仕事さ、ここは食材を採取する所なんだ。」

レイチェル「環境が悪過ぎません？」

ボス「そうかい？ははは、君からしたらそうかもしれないな。けれど、慣れて欲しい」

というとボスは1番奥の鉄格子を開けた。生臭く暗い部屋、そこには……

レイチェル「ﾋｯ…………」

人の亡骸があった。

ボス「見た目はグロテスクだが、肉は案外美味しい」

レイチェル「人を食べていますの？……ありえません、こんなの、こんなのっ」

ボス「いいかい、スノードロップ。ここはマフィアなんだ、人を食べて当たり前、いいや食べられて当然の人間達だ。君を市場に売り出す人間、政治を悪くする人間達、こいつらはその亡骸だ。最初はボクも食べるのを拒んでいた。だが、子供達を食べさせる資金が足りないんだ。すまない。状況をわかって欲しい。ああ、泣くな。……これじゃあ1人で解体できそうにないな。助手はちゃんといる。連れてくるから待っていて欲しい」

レイチェル「…………………………………………」

どうしてこんなことするの？どうして？
こんなの……こんなのっ