マリーゴールドの遺品 (ページ27)

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遺品05 ページ27

レイチェル「ボク達？？」

ボス「ここには君のような辛い過去を持つもの同士が身を寄せて暮らしているんだ。ボクはね？その保護をしているんだ、悪いことをする奴は許せないからさ。それでどうかな？君も手伝ってくれないかな？」

この時私は罠にハマった。マフィアという残酷な組織に。

レイチェル「はい。わたくしも、協力したいです。貴方の……貴方の保護活動に！だって……悲しいですもの……見捨てられるというのは」

ボス「そりゃあ良かった。そうだボクの名前はトム。皆からはボスと呼ばれているんだ、気軽に呼んでくれ。」

ボスは嬉しそうに立ち上がると私の頭を撫でながら言った。

ボス「君も組織に加わったんだ……それじゃあ君にも名前をあげよう」

レイチェル「名前……ですか？」

ボス「身バレ防止のためだよ」

レイチェル「？？？？」

ボス「ははは、わからないって顔してるな？そうだな、これから分かるさ、ボクが責任もって教える。」

レイチェル「はい」

ボス「……スノードロップ」

レイチェル「スノードロップ？」

ボス「今日からの君のコードネームだ。よろしく頼むよ新人さん？」

レイチェル「はい！！！！」

新たな仲間そして、信頼しやすいボス。あの時1番人生の中で期待が満ち溢れていた。保護活動……どんな活動をするのか楽しみだ。

ボス「それじゃあ早速だけど……こっちに来て？」