マリーゴールドの遺品 (ページ14)

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ワンピースページ14

ドアの叩く音が鳴った。

レイチェル「はい？」

エド「すみません。遅くなっちゃって」

レイチェル「全然、勝手にお風呂使ってしまったし……。」

エド「それはそれは。おや？お着替えが昨日のままですね？すみません、準備させますので待っててください。」

レイチェル「そんな事しなくても大丈夫だよ？」

エド「折角赤の軍にいらっしゃったのですからお気になさらず……」
エドガーがそう言うと使用人に何かを言うとそのまま出ていってしまった。そして、先程指示していた使用人ともう1人の使用人がこちらに来て……

使用人「いまからお着替えをお手伝いさせていただきます。お力をお抜きお待ちください。」

レイチェル「あの、自分でっ……」

使用人「大丈夫ですからね？」

というとあっという間に身支度がすんでいた。

レイチェル「(すご……)」

シンプルな白いワンピースだが私には勿体なすぎる可愛さを施していた。キラキラと輝く赤いルビーのような宝石が転々とフリルとリボンの間に線密に縫われている。

レイチェル「私にはこんなの似合わない……ﾌﾌｯ」

似合わないなぁ……ほんとにこれはアリアナの方が綺麗に着こなせる……私は自分自身を見て鼻で笑った。

使用人「そんなことございませんよ？……ですよね？皆様？」