【鬼滅の刃】素直になれない霞柱と何でも見透かす継子の話【時透無一郎】

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Aside


京極屋に潜入してわかったことと言えば、この京極屋のトップは蕨姫ということ。


たしかに美人なんだけどちょっと怖い。


「ちょっとあんた！！なにぽけーっとつっ立ってるの？これを運んできな！」


女将さんに木箱を渡される。


「すみませーん。今運びまーす。」


宇髄さんの手回しで私は裏方として働くことになった。


なんでもそうしないとある方に殺されるとかなんとか。


それは一体誰なんだろう。


「A！！これをちょっと運ぶの手伝っておくれ！！」


「A！こっちも頼むよ！」


「A！」


「おい、A！！」


「はい！ただいま！！」


名前を連呼される。


いや、私一人しかいないからね？


まぁ、頼まれるのは嬉しいけどさ。


今思ったけど遊郭の裏方ってこんなに大変なんだなぁ。


そう思いながら荷物を運んでいると誰かにぶつかった。


「アダッ…あ、蕨姫…」


ぶつかったのは蕨姫だった。


「なに？ぶつかったんだけど？言うことないの？」


「申し訳ございません。周囲に気を配れていませんでした。お許しください。」


「ふんっ！次からは気をつけなさいよ！次はないから。」


そう言って蕨姫は去った。


ひぇええ。こっわ。


え、本当なに？あの目。


もう死ぬかと思った…


まぁ、そうこうしているうちにもう１０時前になっていた。


「んじゃあ行くかぁ。」


女将さんたちに見つからないよーに。


窓から飛び降りた。


着地して店を見上げると蕨姫の部屋の窓が開いていた。


まぁ、換気してるんだろう。


少し不自然ではあったけど私はそう思った。






*
新作品作りました！
更新めちゃ遅いです。
【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の少女の悩み事。
よかったら読んでみてください！！

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