【鬼滅の刃】何でもストレートに言っちゃう霞柱と鬼になっちゃった"元"継子の話【時透無一郎】 (ページ27)

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罰ページ27

ん？んんんん？

「え？」

どういうことだね？という目で無一郎を見る。

「だって恋仲になって２年も経つのにAから接吻(キス)してくれたことないじゃん。」

「い、いやそれはそうだけどさ…」

だって恥ずかしいじゃん！？

自分からとかさ！！

しかも元々師弟関係だった人にだよ！？

なんか…ね←

「ていうかAには拒否権ないから。罰なんだからね。」

「えぇ…」

こうなったら必殺うるうる上目遣いしかない←

そう思った私は精一杯目に涙を抱え、無一郎を見上げてみた。

「…っ//そんな顔してもダメだから。」

顔を赤くしながら退かない無一郎。

なんと頑固な子なのでしょう←

「お願い、無一郎。だめ？」

「だめ。」

どうやっても無理そうだったので私は意を決して罰を受けることにした。

「もぅ、わかったよ…。じゃあ目閉じてちょっとしゃがんで？」

「ん。」

そう言うと無一郎は目を瞑ってかがんだ。

目の前には綺麗に整った無一郎の顔が。

待って、いざ前にすると心臓バックバクして大変なんですけど。

「じゃ、じゃあするよ？」

「うん。」

心臓のバックバクに耐えながら私は無一郎の唇に口付けた。

ﾁｭｯ

そして急いで顔を離す。

「はい、もういいよね！？」

そう無一郎に確認する。

すると何故だか無一郎の顔が近づいてきた。

は？

え？

頭にはてなマーク一杯飛んでるんですが。

ﾁｭｯ

という音と共に唇に温かなぬくもりを感じる。

「ふふ。僕からしちゃった。Aってば顔真っ赤にしちゃって可愛い。」

「～っ！？//」

顔が自分でも真っ赤になっているのが分かるくらい熱い。

やっばい、

もう心臓が口から出そう←

「カァ！！ソコノバカップル二人！！緊急柱合会議ダァ！急イデ屋敷マデ行ケェ！！」

「キャイッ！！」←

いきなり耀が飛んできてビビる。

ちょっとぉ！！変な声出ちゃったじゃん！！

ふふ、今日の夜ご飯は鳥の丸焼きだね←

「じゃ、行こっか。A。」

無一郎に手を差し出される。

私はそれを握り返した。

「うん！」

*