【鬼滅の刃】何でもストレートに言っちゃう霞柱と鬼になっちゃった"元"継子の話【時透無一郎】 (ページ15)

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御館様ページ15

「A、無事だったんだね。よかった。」

私たちはただいま御館様とお話している。

私の顔を見るなり微笑んでくれる御館様。

「でもどうしたことか…A、鬼になってしまったんだね」

「はい、鬼舞辻無惨が私が眠っている間に血を飲ませたそうです。」

「現状態では血を飲まなくてもいいどころか、日光まで大丈夫だそうです。」

伊黒さんが助言してくれる。

「そうか。じゃあとりあえずAは無一郎と共に毎回任務に行ってくれるかい？」

「御意」

「いいかな、無一郎。」

「御館様がおっしゃることならなんでも構いません。」

よかった、と御館様は言い更に言葉を続けた。

「でもこのままAが大丈夫とは限らないだろう。まずは蝶屋敷でしのぶに見てもらおう。」

「わかりました。結果が分かり次第お伝えします。」

「うん。そうしてくれるとありがたい。」

蜜璃さんが立ち上がって私の手を引いた。

「じゃあしのぶちゃんのところへ行きましょう。善は急げっていうでしょ？」

「甘露寺の言う通りだ。早くいくぞ。」

大丈夫だよね？

私、これからもみんなと一緒にいれるよね？

不安が胸に渦巻く。

それを察したのか無一郎が抱き締めてくれる。

「大丈夫だよ。Aはこれからも絶対僕たちと一緒だよ。僕が守るから。」

「ありがとう…」

無一郎の腕の中はほっとする。

安心するというか…

そんなことを考えているとき無一郎ごしに殺気立った伊黒さんが見えた。

あ、やべ。

そう思ったときはもう手遅れだった。

このあと伊黒さんに怒られたのは言うまでもない。

*