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卒業して、一人暮らしを始めた。
と言ってもまだ大学は始まっていない、高校生生活最後の春休み、ってところ。
そんな中、飛貴はというと。
飛貴「妹は小学校、弟は高校合格したけど高校からの入学式までの課題出てるし、入学直後の試験もあるしで全然遊んでくれない」
もちろん両親はお仕事で。
飛貴「構ってくれるのリドとリチャだけ！」
A「だから私のとこ来るの？」
飛貴「そういうこと。だって俺らもちょっとした課題あるじゃん」
数学科で勉強していくには、高校の数学は全て完璧にしておく必要があるらしく、数�気�ら�靴泙�AとBの復習の為の課題が出ている。
法学部は主に社会についての課題が出ているみたい。
飛貴「てことで俺も全ての参考書と教科書を持ってきました！」
A「わたしも課題出されてから家に持ってきた〜」
飛貴「てことで一緒にやりましょ〜」
A「どこまでした？」
飛貴「え？」
A「わたしまだ15ページまでし…か………」
飛貴「俺ー、まだ1ページ目♡」
A「嘘でしょ！？」
飛貴「本気中の本気！本気と書いてまじなやつ！」
飛貴曰く。
「気付いたらリドとリチャと遊んじゃってた」だそうで、家にいるとかわいい2匹と遊んでしまうそう。
飛貴「Aちゃん♡」
A「…課題内容違うので自分でどうぞ」
飛貴「えぇ！？」
A「だって復習しないと大学の講義についていけなくなっちゃうかもしれないよ？」
そしてわたし、いいこと思いついた。
我ながら冴えてる、自負しちゃう。
飛貴を動かすにはきっとこれが1番効く。
A「あ〜、講義についていけなくなったら、試験も怪しいなぁ…、てことは単位落としちゃってー…、バラバラに進級しちゃうのかな…」
飛貴「えっ？」
A「残念だなぁ、飛貴と一緒に進級したいの「する！するに決まってるよ！？てことで勉強もしちゃうからね！？」」
A「うん、しようね」
飛貴「するする！するよするよ！？さあ！どこからしよっかなー！！」
わたしの言葉に相当焦っていた飛貴。
たまにこうやって少しだけ意地悪したくなる。
そんな飛貴も可愛いなぁ、なんて思っちゃってる。
気合いがガチになった飛貴は、ようやく真面目に取り組み始めた。
よし、私も負けてらんない！
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作者名：音
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/9720rr
作成日時：2020年3月6日 22時
