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飛貴「何してたの?」
A「あー…」
飛貴「まさか…」
A「そのまさかかも」
飛貴「Aは俺のだから誰も近付かせないし!…って、俺も後輩に………」
A「モテるねぇ」
飛貴「ネクタイ欲しいって言われたんだよね」
A「あげなかったの?」
飛貴「当たり前でしょ!?」
そう言った飛貴はネクタイを外し、
私に「はい」とくれた。
飛貴「第二ボタンをあげるのはよく聞くけのここはブレザーだからそ?本命の子にネクタイをあげるんだ」
A「わたし…貰ってもいいの?」
飛貴「当たり前だろ?俺の彼女はこれまでもこれからもAだけだから」
そう言って飛貴はわたしのことを
ぎゅっと抱きしめた。
それから私のことを持ち上げて。
A「ちょっと!重たいよ!」
飛貴「どこがだよ〜全然食べてないくせに」
私を持ち上げる飛貴を上から見ると
私にニコニコ笑っていた。
わたしの大好きな顔だ。
飛貴「Aが好きだー!!!」
A「ちょっと!」
在校生も卒業生も、保護者もいるのに
飛貴は大きな声で叫んだ。
もちろん、わたしたちの親もいて…。
A「恥ずかしいから…!」
飛貴「俺は全然恥ずかしくないよ?」
A「…なんで?」
飛貴「これからもAのことを好きでい続ける自信があるからだよ」
そう言って飛貴は私と手を繋いだ。
手を繋いだ私たちはお世話になった
高校の校門を出た。
私たちはこれからもずっと一緒だ。
わたしも飛貴のことが大好きだよ、
これまでも、これからも。
- fin -
〇 あとがき 〇
『 私の彼氏は重め彼氏 』
を最後まで読んで頂き、
本当にありがとうございました。
1年弱ぶりの完結。
これも全て、読者の皆様が
いたからできたことです。
このお話のテーマは
《 彼女をただただ溺愛する飛貴くん 》
《 彼女に重い重い愛を沢山与える飛貴くん 》
ただただそんな飛貴くんを
書きたくて始まったこのストーリー。
きっかけは雑誌のもし〇れを
読んでからなんですけどね。笑
ここまで書くのがとにかく楽しかったです!
高校を卒業した飛貴くんとAさん。
4月からは大学生です。
このお話でも2人は大学生になります。
2人の大学生活に、
飛貴くんの溺愛ぶりにも注目です。
今後も音をよろしくお願いします。
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作者名:音 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9720rr
作成日時:2019年6月26日 23時