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A「受かった!」

飛貴「俺も!」


系列校推薦に受かって、
後期テストも終えた私たちは
ようやく春休みを迎えた。

私が合格したのは理学部数学科。

そして飛貴は、同じ大学の法学部に合格した。

幼い頃、弁護士になりたいと言っていたらしく、懸命に考えて、法学の道に進むことに決めたらしい。

「Aと離れたくない!どうしよう!ん〜〜〜!!」って毎日のように頭を抱えてたけどね。


飛貴が合格していたらその日の14時、
電話がかかってくる予定で、
私が合格していたらその電話を
とることになっていた。


それからその日の夜、二人で会うことになった。


飛貴「Aおめでとう!」

A「飛貴もおめでとう」

飛貴「同じ学部ではないけど…、でもお互い夢を叶えられるなんて…、嬉しすぎて泣いちゃいそうなんだけど」

A「えぇ?ほんとに泣くの?」

飛貴「からかわないで〜、ほんとなんだから!」








飛貴「合格記念にプリクラを撮りに行こうよ」

A「また?」

飛貴「いいじゃん!」


最近、飛貴はすぐプリクラを撮りたがる。


A「…仕方ないなぁ」

飛貴「やった!じゃあ俺あの機種がいいな」

A「飛貴ってJK並にそういう知識多いよね」

飛貴「そう?」

A「飛貴から学ぶこと、多いもん」

飛貴「Aから褒められるなんて嬉しいよ!」


受験発表まで少しピリピリしていたけど
飛貴はいつも通り、飛貴だった。

帰宅までの間、
わたしは飛貴と一緒に
楽しい時間を過ごした。

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作者名: | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9720rr  
作成日時:2019年6月26日 23時

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