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「3年生にとっては、高校生活最後の学期となりました。受験が終わった3年生も終わってない_____」
3学期の始業式。
校長先生の長い話を聞くのも、
今日の始業式と3月の卒業式の後2回。
飛貴「相変わらず長いね」
A「今日て何やるの?」
飛貴「ん〜、知らない」
A「帰れるのかな」
飛貴「課題提出したら帰れそうだよね」
校長先生の話をまともに聞いてるのは
生徒の中の何割なんだろう。
聞いてない人の方が多い気が…。
わたしと飛貴もそのうちの1人。
「これで3学期始業式を終わります」
もう1人の先生の声で、
「終わったー」「お腹空いたー」
と好きに話し始める生徒たち。
この光景を見れるのも、
私たちにとって最後のこと。
飛貴「Aの制服姿見れるのもあと3ヶ月か〜」
A「大学生になったら毎日私服だもんね」
飛貴「たくさん買わないと!買い物、付き合ってね」
A「私のもよろしく」
飛貴「Aの服は俺好みに仕上げちゃうから」
「あー、でもAの制服姿
見られなくなるのは惜しすぎる〜!」と
何度も何度も呪文のように唱える飛貴。
A「今のうちに堪能しておいて下さい」
飛貴「は〜い」
それから課題を出し終え、
担任の話を聞き(流し)…。
飛貴「A!早速買い物だよ!」
A「今日!?」
飛貴「そう!今日行くよ!もう春物売ってるでしょ!」
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作者名:音 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9720rr
作成日時:2019年6月26日 23時