36 ページ36
それから少し経って、
総合テストの結果も手元に返ってきた。
私も飛貴も勉強した甲斐があり、
内部進学に問題のない点数取ることができた。
総合テストが一通り終われば
学校も一気にクリスマスムード。
「A、浮所くんに何あげるの?」
A「んー…まだ決まってない」
「悩むよね〜。Aたち、恋人として過ごす初めてのクリスマスだもんね」
そう。
今年のクリスマスは飛貴と過ごす最初のクリスマス。
私にとって、忘れられない思い出になると
勝手に思ってるクリスマス。
何をあげよう。
今どきの高校3年生の男子は
彼女から何を貰ったら喜ぶんだろう?
「遥香は何あげるの?」
仲良しの遥香には、
中学からずっと付き合ってる彼氏がいる。
遥香「私?なんかもうプレゼントとか、もうネタが尽きて来ちゃって、先に欲しいもの聞いておくようになっちゃった。相手が欲しいものをプレゼントするの」
A「へえ…なんか大人」
遥香「ちなみに去年、一昨年はマフラーとか腕時計とかあげたよ」
A「なるほど、腕時計か!参考にする!」
でも飛貴はメッセージを送れば
すぐに返事が戻ってくるくらい、
スマホずっと見てるような人だから
時計もスマホで見ちゃうのかな…。
770人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:音 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9720rr
作成日時:2019年6月26日 23時