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そして学祭初日当日。


飛貴「おどかすの頑張るぞって変な感じだけど、最後の学祭、最高の思い出作ろう!」


クラス実行委員長の飛貴が
仲間を盛り上げて、
わたしたちのお化け屋敷が開いた。


飛貴「お足元にご注意ください。…奴らが急に襲ってきても決して…決して大きな声は出さないでくださいね。他の奴らが…あなたたちを……狙いに来ますから……。それでは、、迷宮の館へ」


完全に役に入りきっている飛貴は
腕に深い傷口シートを貼り、
片目には鮮やかな色のカラコン。

私も同じようにカラコンをして
入口から雰囲気が出るよう、
お客さんを入る前から怖がらせられるように
できる限りのことをやった。


A「いらっしゃいませ…こちら、迷宮の館へようこそ…」

「やっぱり。Aこういうのやるタイプだっけ?」

A「…雄登?どうしているの?」

雄登「いや遊びに来ただけ」 笑


お客さんに紛れて
幼なじみの雄登が学祭にきていた。

雄登と同じ制服をきた
男子が2,3人。


雄登「あ、残念だけどこいつ超かっこいい彼氏持ちだから狙うなよー」


友達らしき人たちに
ふざけてわたしをそう言う雄登。


飛貴「あ、…えっとー…、」

雄登「Aの幼なじみの、1回会いましたよね?彼氏さん」

飛貴「あ!家の前で!」

雄登「そう!ほんとに仲良いんだな」 笑

飛貴「おかげさまで…」

A「さ、いいから。今日は存分に怖がってもらうからね〜」

雄登「所詮、高校生のイタズラお化け屋敷でしょ?」

A「バカにしてたら痛い目に遭うよ」


そのあと、
お化け屋敷の中に入った雄登たち。

部屋の中から聞き覚えのある声が
たくさん聞こえたのは言うまでもなく。


雄登「……こっわ」

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作者名: | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9720rr  
作成日時:2019年6月26日 23時

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