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地理の授業後。


死んだような目をして
自分の席に座る飛貴。


A「…どうだった?」

飛貴「どうもこうも………あれ意地悪問題しかなかったよね……」

A「教科書の隅にあるようなことばっかりだったね…」


王道の答えは問題文に出ており
それについてさらに深めた問題ばかりで
飛貴は撃沈のようだった。

わたしはというと
その先生の試験傾向を前に
飛貴から教えて貰ってたから
なんとか合格ラインには到達してると思う。

飛貴のようになっているのは
教室の中には何にもいて、
室内はどんよりとした空気が漂っていた。


飛貴「あー………」

A「気分転換に今日原宿でも行く?タピオカ新しいお店できたんだって」

飛貴「タピオカで飛貴エネルギー…蓄えるわ…」

A「飛貴エネルギーって」 (笑)

飛貴「タピオカとAは俺のエネルギーの源なの」

A「タピオカとわたし同じなの…?」

飛貴「違う!違うよ!?そのさ、なんて言うのかな〜!」

A「ごめんごめん、意地悪したくなっただけ、分かるよ、言いたいこと」 (笑)

飛貴「追い討ちで俺のエネルギー減らさないで…」


いつものような飛貴の元気さは
1ミリもないように見えた。

仕方ないから、タピオカはしご
付き合ってあげようかな。

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作者名: | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9720rr  
作成日時:2019年6月26日 23時

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