恩返し前２ ページ4
NOside
『ふふふ、にげあしだけははやいもんねーっだ』
宝石の様に透き通った、大きな目を輝かせながら花弁の浮かぶ綺麗な池に足を着ける。
少女の周りには何時も色とりどりの花が咲いている。霊力が原因だ。
本丸の庭の殆どが花で埋め尽くされているのは其の所為。
両親は最初、必要最低限だけ外に出すつもりだったが、刀剣達が余り気にして居ない様だったので自由にした。
「A、また逃げたのかい？」
『あ、つる…おかあさんがひどいの』
「そうか…俺も其れはいけないと思うなぁ」
『でしょ？』
「本当、…警戒される前にやらなければ」
絵の様に綺麗な場所ではどんなに醜い物も隠れてしまう。
…其れは良くも悪くも。
遠くでガシャンと、門を開ける音がした。
『？…だぁれ？、わっ！』
「…少し、黙ろうか」
「すみません、時の政府の者ですが…娘様の事について少し話を」
「ああ、妻なら今出掛けてしまって…」
「それでも大丈夫です。それで…」
少女は鶴丸手で口を塞がれたので、何も言えなかった。
「本当は歌仙の役目なんだけどなぁ…」
『かせん？かせんがどーしたの？』
「んー？いや…歌仙は内番だからな」
『…ふーん…？ところで、せいふ？のひとはなにしにきたの？』
そんな事を話して居る間にも、話し声は近付いて来る。
どうやら、少女を探している様だった。
「娘様はどちらに…」
「鶴丸、どこに行ったか知らないか？」
「さあ…知らないな、また何処かで悪戯でもして居るんじゃ無いのか？」
「またあの子は…申し訳無いが、また来て貰っても…」
影と声が遠ざかって行く。
鶴丸の影に隠れた少女は目をパチパチさせ、不思議そうに尋ねる。
『つる…？どしたの？』
「何でも無いさ。…つるが守ってやるからな」
ラッキーカラー
あずきいろ
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弥勒 - 神様の独占欲は怖いですねぇ！Σ（￣□￣;）鶴丸すきだから鶴さんに好かれるのは良いかなぁ(笑) (2018年1月24日 3時) (
レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - ふじもんさん» あぁっ！本当だ！！わぁ…恥ずかしっ…！教えていただきありがとう御座います！確かに源氏兄弟尊いですよね！あぁぁぁにぃぃぃじゃぁぁぁ！！！愛してるよおぉぉぉぉぉ！！！！ (2017年8月26日 22時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - 紅桜さん» 原子兄弟になってますよ^^;でもまじ源氏兄弟尊い(´-` )もっと源氏兄弟と絡みを入れてくれ！兄者ｧｧｧｧｧｧｧ膝丸ｩｩｩｩｩｩｩまじ会いたいです( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ (2017年8月23日 23時) (レス) id: 09997565f4 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - いやー、この刀剣男士達は恐ろしいですね〜。あ、でも原子兄弟なら許す！← にしても、あの子はたまったもんじゃないでしょうね。……少女はどうなるんでしょうか？とても楽しみです！！ (2017年8月16日 4時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
金曜日だけやたらテンション上がる奴(プロフ) - ぴーこさん» 本当ですか！？余裕が有ったらで良いので…本当に有難う御座います(〃艸〃) (2017年5月31日 21時) (レス) id: 6f7b410a20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金曜日だけやたらテンション上がる奴 | 作成日時：2017年5月23日 21時
