Perfect Crime (ページ18)

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-Ryosuke side-

『えぇー、私も失恋くらいしたことありますよ？』

雄｢うそだよー。こんな綺麗な人振る男いんのー？｣

『いますよー』笑

Aが来てから少しして
既にアルコールが回ってるメンバーは
舞い上がって色んな事を質問する。

慧｢泪ちゃんはどんな人が好きだったの？｣

『どんな人って…うーん。』
『わかりやすい人でしたよ』
『残酷なくらいに』

カラン…とグラスの氷が溶けた。

『なんか静かになっちゃいましたね…すいませんw』

侑｢いのちゃんが変なこと聞くからー｣

慧｢変なこと聞いてごめんね｣

『全然気にしないでください！
なんか私が変に言っちゃったから！』

残酷なくらいにわかりやすい人か…

ねぇ。A。

あの時、どんな気持ちで微笑んだの?(わらったの?)

『……さん？山田さん？』

涼｢ん？｣

『大丈夫ですか？ぼーっとしてらしたから…』

涼｢あ、ごめんね。大丈夫だよ？｣

光｢疲れたかー？｣

宏｢時間も時間だし、そろそろ解散するか！｣

『こんな時間まで、皆さんありがとうございました』

大｢こっちこそ！急だったのに来てくれてありがとう！｣

『むしろお誘いいただけて嬉しかったです。また誘ってください。((微笑』

雄｢もちろん！全然誘うー！｣

慧｢泪ちゃん、また遊ぼーねー｣

圭｢ここからどうやって帰るの？｣

涼｢俺、送っていくよ。車だし。｣

『いえ、ご迷惑になってしまいますから…タクシーで帰りますよ！』

裕｢俺らがタクシーで帰るから、やまに送ってもらいな。｣

侑｢涼介、事故らないでね。｣

涼｢大丈夫だってw｣

『ならお願いします。』

光｢はーい皆、かーいさーーん｣

涼｢んじゃ泪ちゃん、行こうか｣

『はい！あ、皆さん。おやすみなさい。』

涼｢A、お疲れ。｣

車に乗り込んで、
Aの家にナビをセットする。

『ナビに私の家入れてたら、誰かにバレちゃうよ？』

涼｢別に無くても行けるけど、なんか癖で。｣

『そういうの、あるよね。』

涼｢あのさ…｣

『涼介。今日泊まっていく？』

涼｢あ、うん。｣

俺の言葉を遮って言うA

いつも勝手に泊まってたのに

いや、今日も泊まろうとは思っていたけど

泊まっていくかと初めて聞かれた…

その後、Aは

家に着くまで一言も話さなかった。