Perfect Crime (ページ13)

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-Ryosuke side-

まぁ、よくここまで会わなかったよな。

なるべく会わせないでいようと思ったけど

圭｢山ちゃん、どした？｣

楽屋でぼーっと考えていたら圭人が寄ってきて、聞いてきた

涼｢ん？なんで？なんもねーよ？｣

圭｢いや、泪さんと会ってから、一言も話さなかったから。｣

涼｢あぁ。みんな盛り上がってんなー。ってw｣

圭｢その割には遠くを見てたからさ。｣

涼｢疲れてたからねw｣

圭｢そう？ならいいんだけど｣

それだけ聞いて圭人はみんなの輪に戻っていった

俺はどうしてもその輪に入る気にはなれず、

ふと、Aと再会した時の事を思い出していた

～テレビ局にて～

涼｢…Aちゃん？｣

『…お久しぶりです』

涼｢変わったね。声かけるの躊躇ったよ。｣

『そうですね。あの時とは変わったかも知れませんね』

涼｢もう3年たつ？｣

『それくらいになりますね…』

涼｢ドラマ見たよ。名前も変えたんだね｣

『気がついたのは、山田さんが初めてです。』

涼｢そう…なんだ。割とすぐ気がついたんだけどな。｣

『前のままでは、いられなかったので｡』

何も言えなかった。

何故かわかっていたから。

『山田さんがそんな顔しないでください』

涼｢ごめ…｣

『山田さん以外に気がついてる人って…』

涼｢いや、俺は誰にも言ってないけど。｣

『そうですか。よかったです。出来れば今後も誰にも言わないでください。』

涼｢わかった。｣

『気がついてくれて、ありがとうございました。では…』

涼｢あ、あのさ…連絡先聞いてもいいかな…｣

『連絡先…ですか？』

涼｢うん。Aちゃんとご飯行きたい。話をしたい。｣

『…』

涼｢ダメ…かな。｣

『…っぎ…』

涼｢ん？｣

『次にお会いしても、山田さんの考えが変わらなければ教えますね』

涼｢わかった｣

『では、失礼します』

結局、教えて貰えたの4回目に会ったときだったな。

少しづつあいつの事知っていって

やっと教えてもらえて、家に行って、

色んな面を見て、側にいたいと思って…

光｢山田ー、撮影ー｣

涼｢あーい｣

とりあえず目の前の仕事を片付けよう

きっと君は動くけど。