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簡易的な投票用紙が配られたけれど、誰を推すべきか決めかねて、それは白いまま。
あす、……梅雨ちゃんも零していたが、入学して日も浅い。まだクラスメイトの為人を理解できるほどの交流もしていない。
僅かばかり逡巡して、この多数決の発案者である飯田さんの名前を書いた。人をまとめるという点で言えば、この多数決もそうだ。彼の声はよく通るし、なんとなく、真っ直ぐな人なのだろうと思ったので。
結果、委員長には緑谷さんが、副委員長には八百万さんが選ばれた。飯田さんには1票しか入っていなかったので、彼自身はほかの人に投票したのだろう。……立候補しておきながらほかの人に投票するなんて、不思議な人だ。
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昼休み。学食は学年・学科関係なく利用されるため、昼時は生徒でごった返す。
賑わう中、早めに席に着いて昼食を食べ進めていたが、
ウウ――――――！！！
突如、警報が鳴り響いた。
『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください』
セキュリティが、突破？雄英の警備については詳しく知らないが、おそらく敷地内への侵入だろうと当たりを付ける。
食堂は生徒が出入り口へと殺到し、押すな押すなの大混雑。警報が鳴るほどの事態に、現状この場はパニック状態だった。
「よくわかんないけど、出た方が……っわあ！？」
(危ない、)
壁側に退避した矢先、偶然目に入った浮いた制服――人波に流されそうだった葉隠さんの腕を掴み引き寄せ、押し潰される事態を回避する。
「！？ あ、ぶなかったぁ……遥ちゃんありがとう……」
「いえ。今出入り口に向かうのは少し危険かと……少し待機しましょう」
「そ、そうだね」
生徒たちが一気に押しかけているせいで、逆に避難はスムーズに行えていない。
一体何があったのだと、窓の方に目を向けて……見えたものに驚いた。
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らべんだー - いつも楽しませていただいてます！アリババ君は出てくるのでしょうか、、出てきてほしい！です！ (2020年5月6日 1時) (
レス) id: e9a4cf0eda (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - 握力で測定器へし折りそうだねー (2019年6月22日 17時) (レス) id: df90ade64c (このIDを非表示/違反報告)
李鈴(プロフ) - あぁぁ、最っ高！こういうの欲しかったんです！ありがとうございます(><) (2019年2月12日 9時) (レス) id: ff3f8f1243 (このIDを非表示/違反報告)
操菜 荘椏(プロフ) - 続きが気になります！頑張ってください！ (2019年1月8日 22時) (レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
やっかちゃん(プロフ) - 夢小説読みまくった私にとってはそんなに違和感は感じないですが、作者さんの好きな風に書くものですから、今考えてるという案で全然問題ないと思いますよ！最後に、ヒロアカの推し全く一緒でした嬉しいですいつも楽しく読んでます更新楽しみにしてますね！ (2018年11月6日 23時) (レス) id: 37cb2170f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰猫 | 作成日時：2017年8月28日 6時
