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どうする？助けに入るか、しかしここで完全に視線を逸らすのは危険。
鉄鎖を使うにしても、こちらの攻撃の応酬を終わらせなければ。
「……すみません」
少々手荒かもしれないが、仕方ない。
飛んできた拳を左手でガードし、右手を目線の高さまで上げる。
一瞬だけ、こちらに視線を向けられれば、それで十分。
瞳が少し右に動いた瞬間、拳から腕へ左手を滑らせ、硬質化されていない喉元へ手刀を叩き込んだ。
すぐに一歩分退き、今度こそ意識を右へ。
切島さんの身体が倒れる音に、右の二人の動きが止まる。その隙に鉄鎖を飛ばし、瀬呂さんの腕から射出されたテープを絡めとった。
「んなぁ！？」
梅雨ちゃんはすぐに核に近づき、その舌を伸ばして核に触れる。
一拍おいて、スピーカーからはヒーローチームの勝利が告げられた。
『ヒーローチーム WIN！！』
「遥ちゃん、最後防いでくれてありがとう。それにしても、あの攻撃は速くて見えなかったわ」
「咄嗟に打ち込んでしまって……切島さん、大丈夫ですか？」
「……あぁ、大丈夫だぜ。イヤ、すげぇな赤獅！」
力加減はできていたようだった。何せ、普段の対人訓練や組手では全力で打ち込んでも防がれることの方が多い。
「あれを防ぐのか……」
「遥ちゃんの周りには強い人がいるのね……」
まだまだ、鋼兄さんには及ばない。
.
.
.
モニタールームに戻り、講評ではベストに挙げられた。
視野の広い戦い方が評価されたようである。
他のチームの対戦も滞りなく終わり、「初めての訓練にしては皆上出来だった」と総括される。
すぐに、緑谷さんにも講評を聞かせなければいけないと、オールマイトは驚くべき速さで演習場を後にした。
更衣室へと向かう中、私の頭には疑問が浮かんだ。
オールマイトの気配。呼吸音。足音。そして、血の匂い。
全てが合致する人を、私は知っている。
「(……まさか。勘違いでしょう)」
教室に戻ると手刀についての質問攻めにあい、答えているうちに信じ難い仮説は頭の隅に追いやってしまった。
＊＊＊＊
バトルシーンが拙い。申し訳ございません。
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らべんだー - いつも楽しませていただいてます！アリババ君は出てくるのでしょうか、、出てきてほしい！です！ (2020年5月6日 1時) (
レス) id: e9a4cf0eda (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - 握力で測定器へし折りそうだねー (2019年6月22日 17時) (レス) id: df90ade64c (このIDを非表示/違反報告)
李鈴(プロフ) - あぁぁ、最っ高！こういうの欲しかったんです！ありがとうございます(><) (2019年2月12日 9時) (レス) id: ff3f8f1243 (このIDを非表示/違反報告)
操菜 荘椏(プロフ) - 続きが気になります！頑張ってください！ (2019年1月8日 22時) (レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
やっかちゃん(プロフ) - 夢小説読みまくった私にとってはそんなに違和感は感じないですが、作者さんの好きな風に書くものですから、今考えてるという案で全然問題ないと思いますよ！最後に、ヒロアカの推し全く一緒でした嬉しいですいつも楽しく読んでます更新楽しみにしてますね！ (2018年11月6日 23時) (レス) id: 37cb2170f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰猫 | 作成日時：2017年8月28日 6時
