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「とりあえず二人とも合格おめでとう。じゃ、書類これね」
どさり、重い音を立てながら分厚い封筒が渡される。
中身を確認すると、大半は書類というより春季休業中のテキストであるらしい。
「えーと、いろいろあるけど、とりあえず学費だとか制服だとかは書類見ればわかるから割愛させてもらうとして。ヒーロー科だからね、要はコスチュームデザインの書類があるって話だよ」
コスチューム。ヒーロー活動をするうえで、着用する仕事着。
「デザインもだけど、できるだけ要望も欲しいらしい。使う素材の特徴とか、どんな機能を付けてほしいとか。むしろメインはそっちだってさ」
鋼兄さんの…いや、シンドリア事務所のヒーローのコスチュームは、あの頃の皆さんによく似ている。金属器の力は個性に、政務官の制服はシンドリア事務所のヒーローの証のようなものに。
「個性届のコピーと一緒に、デザイン画も送ってもらいたいんだと。…まぁ特別伝えることはこれくらいか。よし解散！」
本当に要点のみを伝えられ、あとは書類で確認しろと言わんばかりに解散を告げられた。
職員室を出て、ちらりと横へ視線を向けると、再びオッドアイと目が合う。
「…何か用か？」
「いえ…ただ、轟さんが、私の知人二人を足して2で割ったようだなと思いまして…」
懐かしい声音と、似た位置の火傷痕。
本当に、よく似ているのだ。…声と瞳に滲む暗さは、今の私にはわからないものがあるけれど。
「雄英では、よろしくお願いしますね？」
「…ああ」
お互い、視線は手元の封筒に戻る。彼の仄暗い双眸は何を見ていても、重ね、或いは通して、どこか遠くを見ているようだった。
(あ、連絡先交換しませんか？)
(いいが…特に面白い話もねぇぞ？)
(…鍛錬とか、トレーニングメニューとか……)
((変な奴だな…))
＊＊＊＊
お互い物静かすぎて喋らせられない……
初期ろきくんがわからない…精進します……
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らべんだー - いつも楽しませていただいてます！アリババ君は出てくるのでしょうか、、出てきてほしい！です！ (2020年5月6日 1時) (
レス) id: e9a4cf0eda (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - 握力で測定器へし折りそうだねー (2019年6月22日 17時) (レス) id: df90ade64c (このIDを非表示/違反報告)
李鈴(プロフ) - あぁぁ、最っ高！こういうの欲しかったんです！ありがとうございます(><) (2019年2月12日 9時) (レス) id: ff3f8f1243 (このIDを非表示/違反報告)
操菜 荘椏(プロフ) - 続きが気になります！頑張ってください！ (2019年1月8日 22時) (レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
やっかちゃん(プロフ) - 夢小説読みまくった私にとってはそんなに違和感は感じないですが、作者さんの好きな風に書くものですから、今考えてるという案で全然問題ないと思いますよ！最後に、ヒロアカの推し全く一緒でした嬉しいですいつも楽しく読んでます更新楽しみにしてますね！ (2018年11月6日 23時) (レス) id: 37cb2170f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰猫 | 作成日時：2017年8月28日 6時
