【ハイキュー】眩しい君に愛されたい【日向翔陽】 (ページ31)

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愛され度30% ページ31

今日は、いよいよ彼とお話する日だ。
作戦は至って簡単。

蛍達が少し遅めに来るように先輩方を説得してくれている、その間に彼と話す予定だ。

『失礼しまー……ぇ』

今まで、ヒロインとか、モブキャラ、とか。

どうでもいいと思ってきた

彼とずっといられれば。
仲間といられれば。

それでいいと

でも今初めて、自分がモブキャラであることを知った。

ヒロインにはなれない事を知った。

『…あ、ええっと…初めまして』

「は、はじめまして！新しくマネージャーとして入ります、谷地仁花と申します…」

『私は花園Aです！えーっと確か進学クラスだっけ。同い年だし、タメでいいよ。よろしくね』

「よろしくね!!」

可愛いな、勝ち目ないじゃん

きっと今の私、歪んだ顔をしてる
『ちょっと、私は教室いくね。忘れ物しちゃった』

それからはただひたすらに走った。
彼と谷地さんは、一緒にバレーしてた。

その時の彼の笑顔がまるで昔、私とバレーした時の笑顔みたいで苦しかった。

私は今彼からその笑顔を奪っているのでは無いかと
そう、思った

「何泣いてんの？」

『何で来るんだよ…っ』

こういう時だけ、来るのやめようよ
ずるいんだよ、だから苦しいんだよ

助けてよ

『しょう、よう…』

「なあに」

『ごめん……ね』