【歌い手】車椅子歌い手3【男主】

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そらるside



棚に置いてあるグッズを見る




置いてあるものはそれぞれで、新しいつい最近のものから昔のものまである



俺のグッズやまふまふのグッズ、浦島坂田船や他の歌い手さんのも

幅広いものが置いてある



すごいなぁ……すごく嬉しい




『あの、そらるさん』


そ「ん？」



後ろにいたAの方に視線を向ける



Aは俺の方を真っ直ぐ見ていた




『俺、車椅子のこと話そうと思うんです。逃げたらダメだから…』



そ「…Aのリスナーさんなら大丈夫。だから落ち着いて言っておいで」




いつもリスナーさんのことを思っているA



だからリスナーさんもたくさんの愛をAに向けて送っている



片方だけの愛って違うと思う。どちらも愛を持っているからこそ今の関係を築ける




だから大丈夫…みんな理解してくれる




いろいろ言う人もいると思うけど、そんな人は無視をしたらいい



それはただ嫉妬しているだけだから



───




そ「頑張れ」




『はい！』




そ「コーヒー飲みに行こ。あと使ってるコーヒーの豆教えてよ」






Aは強くなっている…

俺たちがいなくてもいいのではないかと考えてしまう時があるんだ



─こんな感情は知らないふりをする

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