【歌い手】車椅子歌い手2【男主】

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まふくんが車椅子を押してくれて、会場についた





会場はとても広そう。こんなに広いところでライブできる浦島坂田船はすごいなぁ

何人くらい入るんだろ





関係者席は、一般の席より少し離れていたけど思ったより近かった




そ「少し、暗くなってから入るからね」



あまり、リスナーさんに騒がれないように、暗くなってから入るらしい




浦島坂田船を知っていたら、AtRや、天月さん、luzさん、96猫さんも知っているだろう



そんなリスナーさんがいっぱいいるところでバレたらライブどころの騒ぎじゃなくなるよね





会場が暗くなったところで、ゆっくり入る




まだ、少しざわざわしている会場を見渡す





リスナーさん達がペンライトや、うちわを待って楽しみそうに会場を見ていた




俺がライブしたらこんな景色が見れるのかな




会場をみて、先日の夢を思い出した




『あっ』




ふと、 会場を見ていると、リスナーさんらしき人と目があった




俺の席は、ドアに近い端っこで背の高い歌い手さんに囲まれてるから基本見えないはずだけど...

気のせい...だよね




く「どうしたんー？」



『なんでもないですよ、気のせいでした』



く「そうか〜。Aくんのライブくるの初めて？」





『はい、車椅子なのでなかなか行けなくて...でも浦島坂田船のみなさんが誘ってくれました』





く「よかったな〜もし、わしが今度ライブする時は誘うからね」




『ありがとうございます』




それから、ライブが始まるまで96猫さんと話していた俺は、さっきのことは忘れていた





それがまさか、あんなことになるとは





そして、それが俺の地獄の始まりとは知らずにいた

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