第130話【服部平次と吸血鬼館】 ページ42
寅倉迫弥(?) 寅倉家長男
寅倉守与(60) 寅倉家長女
寅倉麻信(52) 寅倉家次男
寅倉岸治(45) 寅倉家三男
寅倉実那(26) 寅倉家次女
羽川条平(29) 守与の恋人
寅倉瑠璃(38) 麻信の妻
桧原ひかる(24) 寅倉家メイド
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相続権を持つ寅倉家の人たちの絵に描いたような遺産相続争いを見せられた後、豪華なフレンチのような夕食をいただいた。
蘭「A警部、ナイフとフォークの使い方上手ですね。」
『昔イギリスに住んでたから、こういうのは慣れてるの。』
和「ほんなら英語もペラペラなん?」
『そりゃネイティブだからね。日本語より上手だと思う。』
和「へぇー、バイリンガルって憧れるわぁ。」
憧れられることはよくある。でもそのほとんどの人が私が日本語を習得するまでの苦労を知らない。
別に苦労を知ってほしいわけじゃないけど、ややこしい日本語を幼少期から何不自由なく話せていることに感謝してほしい。
岸治「にしても遅くねぇか兄貴。」
実那「確かに、いつもなら料理にケチをつけてる頃なのに。」
被相続人で遺産相続の会議の主催者である館の主が食堂に現れない。気になった寅倉家の人たちは蘭ちゃんと和葉ちゃんに迫弥さんを起こしてくるように頼んだ。
何か嫌な予感がする。これは執事やメイドの仕事なのに、なぜお客さまにやらせるんだろう。何か意図があるに違いない。
蘭ちゃんたちが食堂を出て行ってから程なくして悲鳴が聞こえてきた。嫌な予感が的中してしまった。
コナンくんと平次くんの後に続いて迫弥さんの部屋に向かうと、棺桶の前に蘭ちゃんたちが恐怖に怯えた顔でしゃがんでいた。
平「何や、どないしてん⁉」
蘭「お、おじさんがこの中に…」
部屋を見渡してもベッドはない。この棺桶がベッド代わりなのなら、寝ている姿を死体と勘違いしたのかもしれない。
寅倉家の人たちも迫弥さんは普段から棺桶で寝ていることを知っているため、死体ではなくただ寝てるだけだと言っている。
『どんな風に寝てたの?』
和「血まみれで胸んトコに杭が刺さってたんやで⁉」
蘭「冗談じゃなく本当に死体だったんです!」
血まみれで胸に杭が刺さっていた、それは見間違えようのない死体。もしくは死体に見せかけた特殊メイクか何か。
とにかく、早く棺桶を開けて中を確認しないといけない。
平次くんが棺桶の蓋を開けると中は空っぽだった。
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おひたし(プロフ) - ちー子さん» コメントありがとうございます。説明が不足して申し訳ありません。パスワードは半角小文字で英単語6文字を入力していただければ開くと思うのですが、どうしても開かない場合はまたご連絡ください。 (2019年12月15日 7時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ちー子 - いつも楽しみに見てます。番外編のこと何ですがパスワードを入れても開かないですが、パスワードは入力の上のパスワードでいいんですよね。 (2019年12月15日 0時) (レス) id: e1506e4f67 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - かずささん» コメントありがとうございます!私も諸伏警部が大好きで、諸伏警部の作品が少ないのでこの話を書き始めたんです。楽しんでいただけて私としても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!最近忙しいので、更新はもうしばらくお待ちください… (2019年11月28日 10時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 諸伏警部大好きです!あまり諸伏警部落ちの作品がないのでこの作品を読めてとても嬉しいです!!更新されるのが楽しみです!応援しています!頑張ってください!!! (2019年11月27日 0時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - おひたしさん» はい!これからも五月雨でよろしくお願いします! (2019年11月6日 19時) (レス) id: d7c3512a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おひたし | 作成日時:2019年11月4日 14時