第129話【服部平次と吸血鬼館】 ページ41
?「ようこそおいでくださいました。大阪府警の大滝警部と長野県警の羽田警部ですよね?」
玄関から眼鏡をかけた執事らしきおじ様が現れた。
大滝「あ、はい。ほんならあんたが依頼主の…」
?「執事の古賀です。服部本部長とは同期の桜でして、長野県警からも刑事さんを派遣してもらったと彼からお聞きしました。」
ちょっと待って。服部本部長ってことは、まさか大阪府警のお偉いさんって平次くんのお父様⁉
平次くんは大阪府警トップの超エリート警察官のご子息だったんだ。そりゃあんなに賢いはずだ。
その後、執事さんから館の主の不気味な様子を教えてもらった。
昼間はずっと寝ていたり、好きだった銀の食器やニンニクを急に嫌いになったりと、どこかバンパイアを思わせる行動をしているらしい。
陽が傾いてきて、そろそろ旦那様が起きる頃ということで、執事さんの後に続いて館の食堂に入った。
蘭「すごいねー!こーゆうのって映画やドラマでよくあるけど、実際に体験できるなんて…!」
和葉「ホンマ、アタシらも貴族になった気分やわァ!」
お城のような豪華な食卓にワクワクしている蘭ちゃんと和葉ちゃんを見て、あぁ女の子はこういうの好きだよなと微笑ましく思った。実は私もちょっと憧れてたりする。
?「誰よ?あんたら…」
豪華な食卓に胸を踊らせていると、気の強そうなお姉さんが突っかかってきた。
?「どこの馬の骨だって聞いてんのよ⁉まさかアンタら、お義兄様の隠し子とかじゃないでしようね⁉それから、アンタ!」
お姉さんはきつく睨みながら私を指差した。
『え、私?』
?「そうよ。まさかお義兄様の新しい愛人じゃないわよね⁉」
は?愛人?一体何を勘違いしてるんだか…
『決して愛人ではありませんのでご安心を。』
?「騙されないわよ!こんなお義兄様好みの美人が愛人じゃないわけないじゃない。さあ、白状しなさい!」
ここまで言われてさすがにイラッときて、スーツの内ポケットから警察手帳を取り出してお姉さんの目の前に突き出した。
『長野県警本部捜査一課強行犯係の刑事をしていますが、何か文句ありますか?』
本物の警察手帳を突きつけられたお姉さんは怯んで何も言い返せなくなった。
コ「ねぇ、もしかしてA警部、ちょっと怒ってる…?」
控えめに聞いてきたコナンに笑顔で答えた。
『別に。また誰かの女と勘違いされたからって全っ然怒ってないよ。』
平「めちゃめちゃ怒っとるやないか…」
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おひたし(プロフ) - ちー子さん» コメントありがとうございます。説明が不足して申し訳ありません。パスワードは半角小文字で英単語6文字を入力していただければ開くと思うのですが、どうしても開かない場合はまたご連絡ください。 (2019年12月15日 7時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ちー子 - いつも楽しみに見てます。番外編のこと何ですがパスワードを入れても開かないですが、パスワードは入力の上のパスワードでいいんですよね。 (2019年12月15日 0時) (レス) id: e1506e4f67 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - かずささん» コメントありがとうございます!私も諸伏警部が大好きで、諸伏警部の作品が少ないのでこの話を書き始めたんです。楽しんでいただけて私としても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!最近忙しいので、更新はもうしばらくお待ちください… (2019年11月28日 10時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 諸伏警部大好きです!あまり諸伏警部落ちの作品がないのでこの作品を読めてとても嬉しいです!!更新されるのが楽しみです!応援しています!頑張ってください!!! (2019年11月27日 0時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - おひたしさん» はい!これからも五月雨でよろしくお願いします! (2019年11月6日 19時) (レス) id: d7c3512a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おひたし | 作成日時:2019年11月4日 14時