第113話 ページ25
『てことは、マカデミー賞の授賞式でおっしゃっていた、イケメンで礼儀正しく、クールでダンディーでFBIにおいておくにはもったいないくらいっていうのはお兄ちゃんのことだったんですね。』
有「そうよ。Aちゃんだって美人で上品で、かわいくてエレガントで、警察においておくにはもったいないくらいよ。」
優「それなら、次の作品のモデルはAさんにお願いしようかな。」
有「あら、いいじゃない!タイトルは『緋色の捜査官2』で、前作の主人公の妹が事件を解決しながら運命の人と愛を育むラブミステリー…ああん、最高!もうストーリーができちゃったわ。」
それほぼ私じゃない⁉モデルに起用してくれるのは嬉しいけど、そこまで似てるとさすがに恥ずかしい。
赤「俺からの結婚祝いはまだ用意できていないが、いずれは何か贈るからな。」
諸「ありがとうございます。」
『工藤優作大先生と有希子様の後だからかなりハードル上がってるってこと忘れないでね。』
赤「ああ、わかってる。楽しみにしておけ。」
冗談で言ったのに…
そのあと、少しお話してからそろそろ帰ることにした。
玄関で工藤優作大先生と有希子様に全力でお礼を言う私の横で、お兄ちゃんと高明さんが何やら話をしている。
赤「弟さんのことは本当に申し訳ありませんでした。」
諸「気になさらないでください。景光が亡くなったことは確かに残念ですが、国のために自ら命を捧げたことには満足しています。」
赤「肝が据わっていますね。恨まれたり殴られたりと、それなりの覚悟はしていたんですが。」
諸「Aさんのお兄様にそのようなことはできませんよ。それも、FBIきっての切れ者のお兄様ですから。」
赤「遠慮はいりませんよ。Aには引っぱたかれたし、彼の公安の仲間からも…おっと失礼。とにかくAからはひどく怒られましたよ。」
諸「(公安の仲間?)何にせよ、景光の最期を看取ったのがAさんのお兄様でよかったと思っています。」
赤「Aも同じことを言ってましたよ。彼のことを許せとは言いませんが、今後とも良好な関係を築いていけたら幸いです。」
諸「もちろんです。」
二人は再び握手をした。
優「今度二人に会うのは結婚式のときになりそうだな。」
有「そうね。Aちゃんのウェディングドレス、楽しみにしてるわよ。」
『ありがとうございます!日程が決まり次第、一番に連絡しますね!』
赤「兄の俺が一番じゃないのか…?」
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おひたし(プロフ) - ちー子さん» コメントありがとうございます。説明が不足して申し訳ありません。パスワードは半角小文字で英単語6文字を入力していただければ開くと思うのですが、どうしても開かない場合はまたご連絡ください。 (2019年12月15日 7時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ちー子 - いつも楽しみに見てます。番外編のこと何ですがパスワードを入れても開かないですが、パスワードは入力の上のパスワードでいいんですよね。 (2019年12月15日 0時) (レス) id: e1506e4f67 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - かずささん» コメントありがとうございます!私も諸伏警部が大好きで、諸伏警部の作品が少ないのでこの話を書き始めたんです。楽しんでいただけて私としても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!最近忙しいので、更新はもうしばらくお待ちください… (2019年11月28日 10時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 諸伏警部大好きです!あまり諸伏警部落ちの作品がないのでこの作品を読めてとても嬉しいです!!更新されるのが楽しみです!応援しています!頑張ってください!!! (2019年11月27日 0時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - おひたしさん» はい!これからも五月雨でよろしくお願いします! (2019年11月6日 19時) (レス) id: d7c3512a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おひたし | 作成日時:2019年11月4日 14時