番外編2―6【異次元の狙撃手】 ページ14
《諸伏side》
世「へぇー、A姉の元カレが諸伏警部の弟だったなんて驚きだなぁ。全く知らなかったよ。名前も顔も知らないんだから当たり前か。」
諸「私も、弟の恋人がこんなにも近くにいて、そして自分の想い人だったことには驚きました。」
世「二人が恋人だってことにはいつ気付いたんだ?」
諸「警視庁で見つかった私宛の封筒の中に、弟が命を落としたと判明したものと一緒に指輪が入っていました。その指輪はAさんが着けていたものと同じデザインで、二人の名前も彫られていました。」
あの日車内でAさんに告白して振られ、理由を見つけたら自分と付き合ってくれと頼みこんだことと、その理由を私が見つけるまでAさんの指輪を預かっていたことを話した。
世「それが大和警部が言ってたややこしいことってやつなのか。死んだ彼氏からもらった大事な指輪を預けるってことは、A姉は諸伏警部が理由を絶対見つけてくれるって確信してたんだろうな。」
諸「そうですね。私自身も指輪を預かることでAさんが私から離れることはないと安心できました。」
安心できたと言っても、東京から帰ってきてからのAさんは私を避けるようになった。その訳は未だにわからず、最近の不可解な行動と同じくらい気になる。
そしてその避けられていた時期に、サイバー犯罪対策課の若い男とAさんが仲が良さそうに談笑していたと上原さんから聞き、みっともなく嫉妬してしまった。
その顔も名前も知らない男に嫉妬したことから例の理由を見つけ出せたので、彼に対しては今でも複雑な思いである。
今までの話を聞いて、真純さんも例の理由に気付いてきたようで、持ち前の推理力で答えを導き出した。
世「いやぁ納得!これはボクが本当に結婚に反対してても納得する内容だったよ。よくぞ答えを見つけてくれて感謝感激、ありがとな!」
感謝したいのはこちらのほう。両親も兄弟も亡くしてずっと一人だった私の家族になってくれることは感謝以外に何物もない。
真純さんの提案で、Aさんが私たちの進捗状況を聞いてきたら、さらに仲が悪くなったと伝えるという計画に荷担することになった。
表向きはAさんをからかうためだが、本当はAさんを早くここに来させるため。
真純さんが早くお姉さんに会いたいということでこの計画を思いついたそうだが、実際私もAさんに早く会いたいと思っていた。彼女とは気が合いそうだ。
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おひたし(プロフ) - ちー子さん» コメントありがとうございます。説明が不足して申し訳ありません。パスワードは半角小文字で英単語6文字を入力していただければ開くと思うのですが、どうしても開かない場合はまたご連絡ください。 (2019年12月15日 7時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ちー子 - いつも楽しみに見てます。番外編のこと何ですがパスワードを入れても開かないですが、パスワードは入力の上のパスワードでいいんですよね。 (2019年12月15日 0時) (レス) id: e1506e4f67 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - かずささん» コメントありがとうございます!私も諸伏警部が大好きで、諸伏警部の作品が少ないのでこの話を書き始めたんです。楽しんでいただけて私としても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!最近忙しいので、更新はもうしばらくお待ちください… (2019年11月28日 10時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 諸伏警部大好きです!あまり諸伏警部落ちの作品がないのでこの作品を読めてとても嬉しいです!!更新されるのが楽しみです!応援しています!頑張ってください!!! (2019年11月27日 0時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - おひたしさん» はい!これからも五月雨でよろしくお願いします! (2019年11月6日 19時) (レス) id: d7c3512a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おひたし | 作成日時:2019年11月4日 14時