第57話 ページ13
東京から帰った翌日、登庁してすぐに上原さんから質問攻めにあった。何の用事だったのかとか、東京に行くことを何で言ってくれなかったのかとか等々…
約束していた半殺しは質問を上手くかわした後にちゃんともらった。
それから何日かたったある日、秀吉から連絡があった。次の対局が長野で行われるらしく、久しぶりに一緒にご飯でも食べようと誘われた。
秀吉がせっかく長野に来るんだから、秀吉に高明さんを紹介しようと思う。秀吉も会ってみたいって言ってたし。高明さんにも聞いてみると快くOKしてくれた。
約束の日の晩、仕事が終わってから高明さんの車で待ち合わせ場所に向かった。
『すみません、秀吉と私のわがままに付き合わせてしまって。』
諸「いえ、私もAさんのご家族に挨拶をしたいと思っていた所でしたので。」
私の家族に挨拶…秀一兄さんも高明さんに会ってみないといけないって言ってたし、結婚前に家族全員に紹介しないといけないな。
ただ、私の場合、パパは死んじゃったしママは幼児化してるから実際に会うことはできない。よくある感じの、娘さんを僕にくださいってやつは見られないんだな。(古い？)
『あの…実は、高明さんに言っておかなければならないことがあるんです。』
諸「何でしょう。」
『私の一番上の兄が亡くなったって前に言いましたよね。実はあれ、嘘だったんです。』
諸「嘘…ということは、お兄さんは生きていたということですか？」
『そうです。私もついこの間知ったんですけどね。訳あって身を隠さないといけなくなったみたいで、家族には自分は死んだと伝えておくように言ってたらしいです。』
諸「お兄さんは焼死体で発見され、ほとんど身元が判別できる状態ではなかったとAさんは言っていましたが、それは身を隠さなくてはいけない理由と何か関係があるのでしょうか？」
『少しは関係しているみたいです。あっ、別に犯罪者とかじゃありませんよ！殺人とかしてません。ただの仕事の都合上です。』
きっと高明さんは、お兄ちゃんが殺人を犯してしまって死んだふりをして潜伏していると思っているんだろう。
諸「(仕事の都合上？)お兄さんの職業は何ですか？」
『…Federal Bureau of Investigation、通称FBI。兄はFBIの捜査官なんです。』
諸「FBI⁉では、身を隠さなくてはならないのは、潜入捜査か何かをしているからですか？」
少し違うけど、いい線いってる。さすがは私の未来の旦那さん！
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おひたし(プロフ) - 名無し65455号さん» ご心配ありがとうございます。私の地域は雨風が強いだけで被害はありませんでした。今日は台風一過でとてもいいお天気です。まだ台風の影響で被害が出ているようなので心配ですね。 (2019年10月13日 9時) (
レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - こんばんわ久しぶりで夏以来の更新で嬉しいですこちらの台風19号は被害大丈夫ですか？私も被害も有りませんが夜の10時すぎたいぶ落ち着いています。 (2019年10月12日 23時) (レス) id: d7c3512a33 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - 架印�靴気�» やっぱり癖は抜けませんよね。私自身も長年茶道をやっていて、とある人に拭く癖を指摘されたことを参考にこの事件を作りました。 (2019年10月12日 18時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 高校生の時、茶道部に入っていた為か、出されたお茶碗の縁を指で拭く癖が私もついていて、ついついやってしまいます。 (2019年10月12日 16時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - 名無し65455号さん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてすごく嬉しいです！ (2019年10月4日 8時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年8月20日 16時
