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後日。
朝から顕嵐が目を輝かせて俺を給湯室に連れ出した。
「モロ先輩！
ほんとですか？」
俺が大学の頃の友達に頼まれて人集めをしていた合コンがあったから、そこに顕嵐を呼んだだけ。
「おうよ！連れてってやるよ！」
「まじかやったー」
相変わらず、キラッキラしてんなぁって顔で、
ガッツポーズを見せる。
ここが給湯室とは思えない、
まるでどっかの劇場かコンサートホールだ。
「行ってみたかったんすよね、」
ニッと歯を出した悪戯そうな笑顔で、
俺に珍しく肩を組むように手を回してくる。
「よかったな、行くぞ！」
その背中をポン、と叩き、仲よさそうにしていると、通り掛かりの女子たちが、ニコニコと、俺らに視線を送ってきた。
…男同士、肩組んだりして、キモかったかな？
なんて不安がよぎったものの、
「…なんか楽しそうにしてて、可愛かった〜」
おそらく、顕嵐に向けてだろうけど、通り過ぎた女子たちの声が聞こえてきた。
デスクに戻った俺に、亜希ちゃんが近寄る。
「……係長、」
「ん？」
「何か、いつもよりニヤニヤしてますね、なんか良い事あったんですか？」
「…ああ、まあ」
合コンの話をしていただなんて、本命の女の子には言えないから、
「…顕嵐と、今度飲みに行く約束してて、」
そう言うと、
「ホントですか？じゃあ、その時私も誘ってください」
明るい笑顔を見せる亜希ちゃん。
え、それってどういう意味だろう？
一瞬、モヤっとした感覚がよぎりつつも、
「了解！日程が決まったらまた誘うから」
なんて人が良い俺は、笑いながら答えた。
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かなこ(プロフ) - コメント失礼します。作品とても面白かったです！顕嵐くんのためにたくさん悩んだり、自分の気持ちそっちのけで好きな子の幸せを考えるモロ先輩が素敵すぎます！顕嵐くんも前に進もうとする姿や先輩の背中を押す姿に感動しました！ (2017年12月18日 16時) (
レス) id: 79c3722c3d (このIDを非表示/違反報告)
踊れる人大好き芸人(プロフ) - ppppuさん» 有難うございます！この2人の絡みは清潔感があって、作品に入れさせて頂くと爽やかになる感じ(？)がするので、また何かで登場させられるように頑張ります。 (2017年6月15日 21時) (レス) id: 698c405fce (このIDを非表示/違反報告)
ppppu(プロフ) - あらみゅ厨にはにやにやの止まらない話でした（笑）ありがとうございました。 (2017年6月15日 15時) (レス) id: 25c596ee7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2017年5月31日 22時
