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オンニ〜顔が怖いですよ〜！と、私が休憩終わりで、これから休憩に入る後輩に入れ替わる時言われた。え？そんな顔してるつもりなかったんだけどなあ。
あの後一人でケーキを選んで、その可愛らしい箱を手にしたベクちゃんが、私たちの会社の方へあの女と歩いていくのをただ、見ていた。ベクちゃんはまるで私に見られているから、と気にしているのか妙にその女との距離をとっているかのように見えた。
あはは、わざわざそんな事しなくてもバレてるから意味ないよ。ベクちゃん。
仕事関係でしょ？なんて私に言われて意識しちゃってるの馬鹿だなあ。そんなベクちゃんだから、捨てたくなっちゃうんだよ。
ヨリはそれ以上はベクちゃんとの事については何も言ってこなくて、やっぱりその理解が嬉しかった。
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『お疲れ様』
「･･････おーす」
『え、何どうしたの』
「･････････お前の彼氏と･･･クソ男と仕事一緒だったから死んでんの。始終イライラして死ぬわ俺え〜･･･」
『え、ヨリ営業じゃないじゃん』
「ヨリにもよって俺の部署の所に営業できたんだよ〜･･･ほら、俺企画だから」
『あ〜なるほどおつ』
「･･･後もう一人男いた、二人だけって訳じゃないらしい」
『･･･へえ』
なんでそんなこと言ってくれるの？ベクちゃんはあの女と二人きりじゃないよって教えれば、それで私が安心するって考えてくれてるから？
もしそれで私がほっとしてたら、ヨリはそれで良かったって思ってくれるの？
『･･･真っ直ぐすぎ』
「･･･ん？俺？」
『何でもないです〜』
「ははーん、俺は会社の顔A受付嬢の為ならなんでもするの〜」
『どうも』
「えっ、これこそ照れろよ！」
『はいはい。お疲れ様でした〜明日ね』
「あ！おい！」
ヨリにひらひらと手を振ってその場を去る。ヨリは飲みに誘いたいようだったけど、最近お酒を飲みすぎて体が辛い。それに、大体お酒を飲むとベクちゃんと何かしらあって、面倒くさい。
ああ、でも、それでも家に帰りたくないなあ。
どうせベクちゃん今日一日あの女と仕事して一緒に居るならそのまま夜も過ごすんでしょ？私のところなんて帰ってこないでしょ？昼間はあんな風に私に言うくせに。
てことは、今回の仕事が終わるまでベクちゃん帰ってこないのかな？
うわあ、捨て放題だ。
『ベクちゃんのばーか』
もう少し待ってね、好きな気持ちも捨ててあげるから。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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りん(プロフ) - 百川さん出来れば、消さないで欲しいです。思い出の物とその時の気持ちを捨てるって難しいですね… (2020年2月6日 20時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 仕方ないです。少なくとも、時間がかかりますね。アイドルが結婚これは、永遠の課題。 (2020年1月19日 20時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - すごく分かります！またお会いできることを願っております！ (2020年1月18日 23時) (レス) id: a54c710a34 (このIDを非表示/違反報告)
志乃(プロフ) - 来年の更新楽しみにしてます！ (2019年11月7日 1時) (レス) id: b8cc8aaaa6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - こんにちは。 来年まで楽しみにしています！ (2019年11月6日 8時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百川 | 作成日時：2019年4月14日 0時
