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Awesome lunch time.2 ページ14

友人を見送り、私は机の上に置かれた給食を眺める。



高校になってからはお弁当だったからそもそも給食自体3年ぶりだ。見るだけで懐かしさが込み上げてくる。
それにきなこ揚げパン。好物。



まさかこんなところでお目にかかれるとは思ってもみなかった。


この世界にやってきたことをあまりよく思ってる訳では無いが、悪いことばかりでもないだろう。こうしてきなこ揚げパンに出会えたのだから。


それに朝からのゴタゴタの処理で脳が糖分を欲している。遠慮なく頂こう。



「いただきます」


私が寝ている間に全体の号令はかかっていたようで、私は1人いただきますを言って食事を始めた。



急な話だが、私は好きな物は最後まで取っておく派の人間だ。
よってきなこ揚げパンは全部食べ終わったあとのお楽しみである。


きなこ揚げパンをガン見しながら、そのほかの給食を食べ進めていく私。

ちょっと昔にショートケーキのいちごを取っておいたら目を離した隙に妹に取られた、という悲劇が起きてからは、私は好きな物は見張りながら食べるようにしていた。



きなこ揚げパンを早く食べたい一心でどんどん給食を食べ進め、残りはスープ1品だけとなった。



その時。私は後ろから、手が伸びてきているのを視認した。


その手は間違いなく私のきなこ揚げパンへと向かっている。



やばい!これではいちごの二の舞だ。
そう思う前に、私は反射的に伸びてきた腕を掴んでいた。

Adequate action→←Awesome lunch time



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駅前でよく売ってるわらび餅(プロフ) - 作者の推しはマイキーとエマちゃんです。 (2021年9月4日 22時) (レス) id: d64e30d257 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:駅前で売っているわらび餅 | 作成日時:2021年8月24日 18時

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