Doctors-3JSB-GENE【４】

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涼太side







ホットタオルを亜嵐くんに手渡すと



玲於の体を丁寧に拭いて


病院着を着せてあげていた。




最近随分と玲於に拒まれていた亜嵐くんは



ベッドの上でされるがままの玲於をみて


なんだか嬉しそうにしている。





玲於によれば、咳が止まらずに


熱っぽさも感じていたらしい。




涼太「だからって勝手に薬は飲んだらダメ。今もまだボーっとしてるでしょ。玲於が飲んだ薬の相性が悪くて余計にしんどくなったんだよ」



玲於「.......ごめんなさい」



涼太「もう同じことはしないって約束ね」



玲於「ん...やくそくする」




玲於の前に小指を立てて出すと


玲於も同じようにして



まだはっきりと焦点が合わない目で



必死に小指を絡ませようと、空中を彷徨っている。





亜嵐「こら涼太、わざと玲於から逃げてるでしょ」



涼太「バレちゃった？(笑).......はい、約束ね」




亜嵐「待って、めっちゃかわいい。俺とも約束しよ」




小指を絡ませると



ふにゃん、って効果音が付きそうなほど


顔を綻ばせるもんだから




そんな玲於をみた亜嵐くんが


スマホ片手に小指を差し出す。




親バカってこう言うことだよね。





あー、早く反抗期過ぎてくれないかな...笑

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