Doctors-3JSB-GENE【４】

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亜嵐side









亜嵐「れお〜、俺のこと分かる？」



玲於「........ん」



亜嵐「俺の手握ってみて」



力の抜けた手を包み込んで玲於の様子を伺うものの


いまいち反応が良くない。





亜嵐「すいません、玲於ずっとあんな感じでした？」



『普通に踊ってたよ。ちょっと元気なさそうで、さっきも薬飲んでたけど』



亜嵐「薬ですか........ありがとうございます。今日は連れて帰りますね」





まだまだ小さな体の玲於を抱えて



あらかじめシートを倒しておいた助手席に乗せた。





玲於のポケットを探すと


また新たな薬の空シートが出てきた。





病院で待機してくれている涼太に連絡を入れる。




亜嵐「今から玲於連れて行くね。薬の飲み合わせが原因なのか意識がはっきりしない」



涼太「なに服用したかわかる？洗浄まではいかない程度かな？」



亜嵐「アレジオンとレスタミンは家で確認したけどトランサミンとブルフェンも飲んだっぽい。もう回収は難しいと思う」



涼太「分かった。気を付けて来てね」





車を発進させる前に最後に脈を確認して



亜嵐「玲於〜今から涼太の所行くからね」




相変わらず反応は悪いけど、耳には届いてるみたいで



唸るような声が聞こえてきた。

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