Doctors-3JSB-GENE【４】

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剛典side






シャワーを浴びて、脱衣所で体を拭いていた時



涼太「剛兄〜！入るよ！！」



すぐ傍で叫ぶ涼太の声が聞こえて来て


慌てて下着を穿いた刹那



少し慌てた様子の涼太が入って来た。




剛典「なに？どうした？」



近くの棚に置いてあった


使っていない洗面器を手に取った涼太は



涼太「Aがね.......。直兄が見てくれてるから、剛兄は急がなくて大丈夫だよ」



そう言って出て行った。




急がなくても良いと言われたものの


気になったので、慌てて体を拭いて、涼太を追いかけた。




涼太「あ、剛兄。急がせてごめんね。吐き気は治まったみたいなんだけどね.....少しお腹に違和感があるみたい」



ソファーに座ったAの背中を擦っている涼太が見えた。



剛典「吐き気治まったら横になれる？副作用で不快感があるだけだと思うけど、念の為お腹触らせてくれる？」


「うん.....」



剛典「そんなに深く押さないから、リラックスしててね」



涼太「服の上からで大丈夫だよね」



涼太がソファーに寝転がったAの足元に


ブランケットを掛けてくれた。






「んっそこ痛い........」



剛典「はいおしまい。教えてくれてありがとね。上の方気持ち悪いと思うけど、上手くコントロールしてあげるから、大丈夫だよ」



１カ月後にもう一度採血をして


回復を確認する。



それでも、３〜４カ月は鉄剤を飲み続けなければならない。





Aのお腹を擦りながら



兄弟全員でサポートすることを心に誓った。

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