Doctors-3JSB-GENE【４】

▼ ページ13

直人side







直人「はぁ〜お腹一杯。ごちそうさまでした」



食卓には鉄分が豊富な食事が並べられていて


涼太がすべて手作りしてくれたもの。




「ごちそうさまでした」



直人「A待って、薬飲まないと」



部屋に戻ろうとしたAを引き止めた。



「やだぁ...それ、気持ち悪くなる.....」



直人「う〜ん、気持ち悪くなっちゃうかもしれないけど一度試してほしいな。飲んでいるうちに徐々に慣れて、副作用が気にならなくなる、ってことも意外と多いから。胃薬も一緒に処方してるからね」



心配そうに寄って来た涼太は



涼太「気持ち悪くなったりしても、直兄も剛兄も居るから大丈夫だよ」



そういって水の入ったコップをAの前に差し出した。





納得したように頷いたAに


フェロミアと胃薬を飲ませて数時間後





「んん〜気持ち悪くなってきた.....」



横になって休ませていたソファーから


か細い声が聞こえてきた。



直人「涼太〜洗面器取って。気持ち悪くなってきちゃったね。体起こした方が楽？」



「..........ん」



体を起こすのを手伝って


ソファーに腰かけるようにそっと動かした。



涼太「剛兄〜！入るよ！！」



なぜか涼太の叫ぶ声が聞こえる。




「うううぅぅ.....」



直人「りょーた早く〜！」

▼→←▼

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す