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ゴジュウヨン ページ4
、
向かいの焼肉屋さんはここ最近さらに
写真を求める、若い女性客で溢れている。
「森本さん写真撮ってくださいっ」
「京本くんかっこいいー」
七夕に向けてのパンの試作に励む閉店後、
そんな声が聞こえてくる。
厨房スタッフの人たちとは
なかなか写真が撮れないから
余計にホールスタッフとの写真を望む人が多いのだとか。
出来上がったパンが割と良い出来だったが
あと2つぐらい候補を考えようと
厨房から事務所に移動すると
店長がスマホ画面を眺めながら
深くため息をついていた。
『お疲れ様です』
「ああ、お疲れ。
どう？良いのできた？」
『あ、はいこれ』
試作を少し、店長に食べてもらうと
うんうん、と頷いた。
「これは合格ライン。
あと2つぐらい…来週半ばまでにいけそう？」
『はい、頑張ります』
話すといつも通りの店長かと思ったが
やはりすぐに曇った顔になる為
『何かありました？店長』
気になり、尋ねてみるも
「え？あ、いや何にもない。
わりぃな、心配かけて」
ヘラッと笑ってはぐらかされた。
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123(プロフ) - いきなりのコメント失礼致します。こちらのお話大好きです。続編なども読んでみたいです。 (2020年9月7日 21時) (
レス) id: f8bf9f9746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2020年6月10日 20時
