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ロクジュウロク ページ16
、
今日は慎太郎くんがお休みの日。
当たり前だけど、
向かいの焼肉屋さんから
彼の挨拶は聞こえて来なくて、少し寂しさを覚える。
最近心なしか元気がない気がする店長は
「悪い、今日は帰らせて」
珍しく残業をせずに帰っていった。
そして残された仕事は私がすることになる。
とりあえず明日の準備と、今日の片付けと…
と結局帰る時間がだんだんと遅くなり
気づけばショッピングモール全体の閉店時間が差し迫っていた。
慎太郎くんと約束したのになあ、
と
帰る準備を済ませ、携帯を確認すると
"早く帰ること！"
と、私の終業時間に合わせて連絡が入っていて
既読をつけないことで勘付いたのか
"迎えに行こうか？"
ともう一件連絡が1時間ほど前に来ていた。
さすがにそこまでしてもらうのは、と
私は既読をつけたまま
返事を後回しにして店を出る。
「あれ、Aちゃん？お疲れ様」
従業員専用の出入り口の扉の外で
大我くんと焼肉屋さんの他のスタッフの方が立ち話をしていたようで
私が扉を開けると
大我くんが私に気づいてこちらを見て手を振った。
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123(プロフ) - いきなりのコメント失礼致します。こちらのお話大好きです。続編なども読んでみたいです。 (2020年9月7日 21時) (
レス) id: f8bf9f9746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2020年6月10日 20時
