双子の姉と入れ替わって遊んでます【黒尾鉄郎】

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研磨から貸してもらったワイヤレスイヤホンをつけて椿に電話した




“もしもーしどしたA？”

「どーもこーもないよ！あのさ…」





私は今の状態を説明する



“あっはっは！マジ？ウケるんだけど！”

「もう笑わないでよ！元はと言えば椿のせいだし」

“はいはいごめんて、とりあえずスポドリ作ろっか”




椿は事細かく説明してくれた





「椿いつもこんな大変な事してんの？」

“まぁね〜”

「初めて尊敬したかも」

“普段からしろし〜”

「ってかそっち学校終わっならこっち来てよ」

“えー面倒ってか今変に入れ替わるとバレんじゃない？”

「それもそうか」





話しながらスポドリ作ってると後ろから声をかけられる


「椿今日独り言多いな、なんかあったか？」

“あっこの声やっくんじゃん三年の先輩、いつも通り研磨と接する感じで大丈夫だよん”

「やっくん！別に何もないよ〜ちょっと考え事してただけ！今タオルとスポドリもってくから」

「おう！ありがとな」



そう言って夜久さん事やっくんは体育館に戻っていった



「ってか夜久さんの声も拾うとか凄いてこのイヤホン」

“研磨のだから高性能なんだよきっと”

「あっそうだバレー部の人教えてよ。私誰が誰だか分からん」

“えっとねー”





椿は大まかにメンバーについて説明した



「なる程〜りょ」


大体特徴を教えてもらった私は皆んながいる体育館へと向かう



「でっどうすればいいの？」

“休憩でーすって言えば皆んなぞろぞろくるよ”

「休憩でーす」




私の声で皆んな集まってきた



「疲れた…」

「やっと休憩だぁ」




汗だくのバレー部達は私の作ったスポドリを口にする



「ん？椿なんか味変えた？」

「えっ」

「確かにいつもと違う気が…」



黒尾さんが最初に言うと続いて夜久さんもそう言ってきた



「まぁ別に不味くないしいいでしょ」



そこですかさず研磨のフォロー！
もう大好き！ありがとう！



「それもそうだな！よしっ休憩したらミニゲームするぞ」



皆んなのスポドリも回収しまた作ったところに戻る



“いやー研磨がいなかったら危なかったね”

「言われた通り作ったのにー」

“愛情が足りないんだよ愛情が”

「はいはいすいやせん」



椿のサポートで無事マネージャーの仕事終えた



“おっつーじゃぁ切るよ”

「うん、すぐ帰るよ」

“はーい”


そう言って電話を切る



ずっと電話してたからもう充電が切れそう

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