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丁度良く座れそうな場所に黒尾さんは座り、続いて私もその隣に座る
「それで部活の話ってなんですか？椿に伝えときますよ」
「あーあれ嘘」
「？」
「Aちゃんと二人きりになる為についた嘘だから」
そう言って少し笑う黒尾さんに私はドキッとする
「まーた黒尾さんはそんな事言って〜。勘違いするじゃないですかぁははっ」
「…別に勘違いしていいよ」
冗談で言ったつもりが、黒尾さんは少し間を置いてそう言ってきた
「黒尾さん？」
「Aちゃんってさ好きな人いる？」
「特には…」
「そっかー、それじゃぁ俺が今Aちゃんに
好きって言ったら、少しは俺の事意識してくれる？」
そう言う黒尾さんに私は一気に顔が赤くなる
意識するもなにも、黒尾さんの事はあの練習試合の日から意識してますって！何なら今こんな事言われて好きになりかけてますよ私
いやもう好きかもしれないです
悶々と考えていると黒尾さんは困った様にこう答えた
「悪りぃ今こんな所でこんな話して、迷惑だよな」
「迷惑な訳ないじゃないですか。寧ろかっこよすぎて悶えてます」
「Aちゃん？」
「黒尾さん…さっき私も嘘つきました。やっぱり好きな人います」
「え」
そして私は立ち上がり、黒尾さんの目を見てこう言った
「黒尾さん好きです」
そう言ったと同時に私はこの場から逃げ出す
勿論私が向かった先は食堂
まだ食事中のバレー部の元に向かい、食事を済ませ暇を持て余しゲームをしてた研磨を連れて自分の教室へ戻る
いきなりの事に勿論研磨は驚いている
「ちょっといきなり何」
「告白した」
「誰が」
「私が」
「誰に」
「黒尾さんに」
研磨は冷静に私と少し見合った後、視線をゲームに戻した
「Aから告白するのは意外だったけどおめでとう」
「おめでとうってまだ付き合ってないんだよ研磨」
そう言う私に、研磨の視線が再び私の方に向く
「どう言う事？」
「告白して恥ずかしくなって逃げた」
「馬鹿でしょ」
「だって…」
「だってじゃない、早くクロの所戻りなよ」
「嫌恥ずかしい！研磨一緒にいて！」
「無理」
「研磨ぁ！」
研磨の制服を引っ張っていると、教室のドアが大きくバンっと開いた
教室に居た全員がドアと方を向くと、そこには息を切らした黒尾さんの姿があった
「A、観念してクロの所に行きな」
続く (更新停止中)
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morisawa1(プロフ) - 蒼霞さん» コメントありがとうございます！長い間間更新出来ずにすみません。これからも更新遅めになりますが、しっかりと完結させますので宜しくお願いします！ (2021年8月14日 23時) (
レス) id: 49ab9ee495 (このIDを非表示/違反報告)
蒼霞 - 凄く面白いです！更新頑張ってください！ (2021年5月1日 17時) (レス) id: 72ed056e88 (このIDを非表示/違反報告)
morisawa1(プロフ) - ちむてゃさん» コメントありがとうございます！更新遅めですが頑張ります！ (2021年4月29日 16時) (レス) id: 49ab9ee495 (このIDを非表示/違反報告)
ちむてゃ(プロフ) - 途中のリエーフが可愛すぎて声に出して可愛いって言っちゃいました爆笑更新頑張ってください！ (2021年4月21日 9時) (レス) id: bcd70e8933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花屋 | 作成日時：2021年3月17日 18時
