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「それじゃ椿さんは俺の隣で!」




そう言ってリエーフ君は私を隣に座らせた




「おっ結局椿も来たのか」




続いて夜久さんも私の隣に座る



もう周りはバレー部だらけで逃げられない



しかも研磨は一番端っこに座って私から遠い



うん…軽く終わったわ





とりあえずお腹空いたしパンでも食うか






出来るだけ皆んなと喋らない様に黙々と食べているのに、四方から凄く喋りかけられる



「夜久さん!足りないなら俺のあげますよ!」

「いらねーからこっちくるな馬鹿!」

「こらこら2人とも椿を間に騒がないの、そういや黒尾は?」




海さんが黒尾さんの名前を口にすると、私は少しピクっとその名前に反応する




「黒尾なら自販機で飲みもん買ってくるって…おっ来たぞ」



私は咄嗟に顔を合わせない様に下を向く



「ちょっと自販機混んでてよー、ってお前らもう食ってんのかよ」




あの練習試合以来
私が一方的に黒尾さんを意識しすぎていて、なんか顔が合わせずらいんだよなぁ



まぁ幸いな事に黒尾さんは、研磨の世話を焼くのに夢中で私に気づいていない





「あっ椿さんのパン美味しそうッスネ!」

「一口食べる?」

「えっいいんですか?それじゃ遠慮なく!」




リエーフ君はまだ手をつけてないパンを、豪快に一口で半分も食べた



勿論そんなに食べられると思わなかった私は唖然とする



「一口デケェよ馬鹿!」

「夜久さん痛いっす」





再び私を間に挟んで騒ぎ出すリエーフ君と夜久さん




「おーいお前ら煩いぞ」




騒いでる二人を止め様と黒尾さんが私達の所に来た




「あれ椿もいたのか、リエーフデケェから見えなかっ…た……」




私と目が合った瞬間椿じゃなくてAだと気づいたのか、黒尾さんは目を見開く




「あー…そうだ椿、部活の事で話があるから今からいいか?」

「え?あっうん」

「という事だから俺らちょっと抜けるわ」





そう言うと黒尾さんと私は食堂を出た






「確かに今部活は休みだけど、今日はAちゃんが来るとは思わなかったわ」

「本当気づくの早いですね」

「まぁな〜」




いつもなら普通に喋れるのになんだろ、今はめっちゃ緊張するな…




「Aちゃん?」

「はっはい!」

「まだ時間あるしあっちで話さない?」



黒尾さんは中庭を指差した

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morisawa1(プロフ) - 蒼霞さん» コメントありがとうございます!長い間間更新出来ずにすみません。これからも更新遅めになりますが、しっかりと完結させますので宜しくお願いします! (2021年8月14日 23時) (レス) id: 49ab9ee495 (このIDを非表示/違反報告)
蒼霞 - 凄く面白いです!更新頑張ってください! (2021年5月1日 17時) (レス) id: 72ed056e88 (このIDを非表示/違反報告)
morisawa1(プロフ) - ちむてゃさん» コメントありがとうございます!更新遅めですが頑張ります! (2021年4月29日 16時) (レス) id: 49ab9ee495 (このIDを非表示/違反報告)
ちむてゃ(プロフ) - 途中のリエーフが可愛すぎて声に出して可愛いって言っちゃいました爆笑更新頑張ってください! (2021年4月21日 9時) (レス) id: bcd70e8933 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花屋 | 作成日時:2021年3月17日 18時

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