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しばらく待ってると椿ではなく
先に着替え終わったリエーフ君が私の元にやってきた
「あっ椿さんの分身だ！まだ分身の術使ってんすか！？」
まだ信じてるのか…めっちゃ可愛いんだけど
どうせなら気づくまでからかっちゃお
「ゴホンッ…私は椿の分身の術で生み出されたAです」
「おぉ！Aさんっていうんですね！？」
「Aでいいよ」
「A！」
やばいどうしよう…目がキラキラしてて子供みたいで可愛い
とりあえず変な事言ってどこまで信じるのかやってみようかな
「私リエーフ君以外の人に顔を見られると消えちゃって、もう二度と現れなくなっちゃうんだ」
「えっ？！そんなんすか！？」
「椿が残りの力で私を分身させたから…」
少し泣き真似をするとリエーフ君はおろおろと私を心配そうに見つめた
「そんな…せっかく会えたのに消えるなんて…あっでも俺以外に顔を見られなきゃ大丈夫なのか！」
「うんそうだよ」
楽しくお話ししてると，椿率いる音駒のバレー部がぞろぞろと学校から出てきた
「あっ黒尾さん達が来た！A危ない隠れて！」
「えっちょっとリエーフ君？！」
リエーフ君は私を引き寄せ、自分の来てる制服のベストで私の顔を覆い被した
側から見れば私の顔が出てない二人羽織状態だ
「顔が見られなきゃ大丈夫なんですよね？このままじっとしてて下さい！椿さんの分身は俺が守ります！」
「…いや待って」
いやこんな信じるとは思ってなかった
自分で言い出した事だけど色々面倒になったな
「おいリエーフ何してんだ？」
「黒尾さんお疲れ様っす！俺ちょっとやる事まだあるんで皆さん先帰ってて下さい！」
「ちょリエーフそれ！あはははっ！マジウケる」
ベストで顔が隠れてるから周りがどういう状況か分からないが、とりあえず椿が爆笑してる事は分かった
「ほら皆さん先帰ってて下さいよ〜」
「スカート…リエーフの彼女か？」
「あっ夜久さん近づかなで下さい！」
「なんだよ紹介しろよ」
「絶対駄目っす！」
必死にリエーフ君が私を守ろうとしてくれる姿に少し罪悪感が湧いてきた
こんな純粋な子を騙しちゃったのね…でも本当面白いな
とりあえずどうしよう
今出るのもなんか面倒だし、このままバレー部の人がいなくなってくれるのがベストなんだけど
少し悩んでいると椿はリエーフ君が必死に私を隠してるベストをめくった
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morisawa1(プロフ) - 蒼霞さん» コメントありがとうございます！長い間間更新出来ずにすみません。これからも更新遅めになりますが、しっかりと完結させますので宜しくお願いします！ (2021年8月14日 23時) (
レス) id: 49ab9ee495 (このIDを非表示/違反報告)
蒼霞 - 凄く面白いです！更新頑張ってください！ (2021年5月1日 17時) (レス) id: 72ed056e88 (このIDを非表示/違反報告)
morisawa1(プロフ) - ちむてゃさん» コメントありがとうございます！更新遅めですが頑張ります！ (2021年4月29日 16時) (レス) id: 49ab9ee495 (このIDを非表示/違反報告)
ちむてゃ(プロフ) - 途中のリエーフが可愛すぎて声に出して可愛いって言っちゃいました爆笑更新頑張ってください！ (2021年4月21日 9時) (レス) id: bcd70e8933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花屋 | 作成日時：2021年3月17日 18時
