双子の姉と入れ替わって遊んでます【黒尾鉄郎】

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教室に戻ると研磨は私の顔を見てびっくりする



「え…その顔どうしたの？」

「あー…喧嘩？」

「は？喧嘩とか馬鹿なの？とりあえず顔に痣やら傷やらできてるから保健室行ってきなよ」

「ごもっともです。保健室行ってきます」



研磨に軽く叱られ私は保健室に向かい、先生に手当してもらった



「何があったか分からないけど、女の子が顔に傷つけちゃダメよ…はい手当て終わり」

「ありがとうございます」



先生にも軽く叱られ手当てが終わり保健室を出た




「Aちゃん！」




教室に戻る途中、少し息切れしてる黒尾さんが私を見つけ駆け寄ってきた





「黒尾さん…あっそうだ！さっきもですけど椿の時はAって呼んじゃ駄目じゃないですか〜」

「そんな事よりも！何喧嘩とかしてんの！？」




当然声を上げる黒尾さんに少しびっくりした



「Aちゃん探してて、外の方から声がしたと思って見てみたら男の人となんか喧嘩してるし、その場に急いで行ったらもうAちゃんいないし」

「あっ…えっと…ごめんなさい」

「それで何で喧嘩になったの」




口が笑ってても目がもう笑ってない黒尾さんに、一通り詳しく話した



「馬鹿なの？」

「研磨にも言われました」

「はぁー…女の子なんだからもうこんな事するなよ。可愛い顔が傷で台無しじゃねーか」

「やだ可愛いだなんて嬉しい〜まぁ今は椿の格好ですけど」

「Aちゃん」

「はい？」

「そういや俺、椿の格好してるAちゃんしか見た事ないんだけどさ」

「そうでしたっけ？」

「うん。だからさー今度俺が部活休みの時放課後デートしようぜ？普段のAちゃんの姿で」

「え？」

「今日俺を心配させたお詫びという事で…どう？」

「私とでいいんですか？」

「Aちゃんがいいの」

「まぁ別にいいですけど」

「おっやった、それじゃまた詳細は連絡するわ！」




黒尾さんは嬉しそうに教室に戻り私も教室に戻った






因みに友達は結局別れたらしい
それと私は喧嘩した事が先生の耳に入ってしまい、放課後反省文を書かされた

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