双子の姉と入れ替わって遊んでます【黒尾鉄郎】

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入れ替わりの日
通学中の駅のホームで研磨を見かけ声をかけた



「おはよー研磨！珍しいね〜通学途中に会うの」

「おはようA…朝から元気だね」




研磨がいるって事は黒尾さんもいるのかな？


あたりを見渡すがどこにも見当たらない
ってか通勤ラッシュだから人が多い…


「クロならさっき自販機で飲み物買ってくるって言ってたから、そろそろ来ると思うよ」

「何故分かったし」

「顔にかいてある」

「だっていつも研磨は黒尾さんとセットのイメージだから」

「まぁ…幼馴染だからね」



研磨と次の電車を待ってると
自販機で買った飲み物片手に黒尾さんが現れた



「研磨お待たせ…おっAちゃんじゃん」

「てっちゃんおはよう！今日は椿だよ？」

「いやAちゃんだろ？もう普通に見分けつくわ」

「えー」




椿の振りをするが普通にバレた
そんなにすぐ分かるもん？ちょっと自信なくすわ



「まだ俺とクロにしかバレてないんだから大丈夫だよ。凄い似てるしそんな分かりやすく落ち込まないで」

「やだ研磨優しい」




そして満員電車が来た



相変わらず人やばい…


乗り込んだが研磨が人混みに流され少し離れてしまった


私も人の流れに任せ電車に乗ったが人がぎゅうぎゅうで凄く苦しい


本当知らない人とこんなくっつくのなんて満員電車だけだわ
せっかく研磨達と会えたのに離れ離れだし携帯もいじれないし暇だ


次の駅まで我慢するかと思っていると
誰かに腰に手を回され抱き寄せられた


「大丈夫か？」

「あっ黒尾さんか…一瞬痴漢かと思いました」

「えっ酷い」




満員電車とはいえ、黒尾さんと抱き合ってる状態は普通にドキドキする


黒尾さんはどうなんだろうと顔を見るも、至っていつも通りだった




なんか黒尾さん女慣れしてそうだな〜
顔もカッコいいしやっぱモテるのかな？



「黒尾さんってやっぱモテます？」

「どうしたいきなり」

「いや、ナチュラルにこういう事するし普通にイケメンだし女慣れしてそう」

「えっAちゃん俺の事カッコイイと思ってくれてんの？」



私が頷くと黒尾さんは段々顔が赤くなった



「褒めると顔が赤くなるって…めっちゃギャップ萌えじゃないですか。ご馳走様です黒尾さん」

「恥ずかしいからもうやめて」

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