Red azalea ページ7
まあプライベートを引きずったまま部活をするわけにもいかないしそれは俺のプライドが許せないので切り替えて部活着に着替えて体育館に向かう。
3年は全員体育館に来ていてもう自主練を始めていた。
『よーっす。花巻、俺レシーブの練習してえから相手頼む』
近くにいた花巻にレシーブの練習を頼むと花巻は
快く引き受けてくれて近くのボールを拾ってサーブをしてきた。
「お前さー、なんか最近体調悪そうだよな。大丈夫か？」
トントン、と規則正しい音を繋げてレシーブをし続ける。
『…そうか？いつも通りだと思うけどな』
「ならいいけどよ、松川とかも心配してたぞ」
心配してくれている松川と花巻に多少の罪悪感を感じつつもなるべく平常心を保ちながら受け答える。
「そう言えばさー、花吐き病って知ってるか？」
『…は？』
その様子だと知らないみてえだな、と笑いながら言う花巻を見ながらレシーブを返しボールは綺麗に円を描いて花巻の方に返っていく。
「いやフィクションかもしれねえけどな？片思いを拗らせるとなるみてえなんだよ。かなり昔から流行ってたらしくてさ、その名の通り片思いを拗らせると突然花を吐く、らしいんだ」
『そんで？どうなるんだよ最後は』
「んー両思いになれば治る。それ以外は知らん」
まあそんなのなるわけねえしな、と笑う花巻を前に
俺は言いたい。
その症状に当てはまる人間が前にいるんだがその場合はどうすればいいのか、と。
ちょうどいいのかわからないが監督とコーチが体育館に入ってきたので体育館の入り口に部員全員が並ぶ。
「えー、急だが今週の連休中に宮城県内にある高校で合同合宿を行う事になった。まあこれは及川に先に言っておいたから知ってるよな」
一旦監督が言い切って部員を見渡すとそこの中で1人
まずい、と言いたげな及川がいた。
これはもう好き嫌いの問題ではなく主将としての問題だな。
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れいな - 私腐女子なのでこの作品読んだんですけど、めっちゃ面白かったです！ (2022年7月16日 21時) (
レス) @page15 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
しほかもしれない（？） - え、なに？ 始まりかたすき(((は？ (2020年8月23日 17時) (レス) id: 7b6bdaef7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kosame | 作成日時：2020年5月28日 21時
